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右京動物病院ブログ: 診察

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4月5日(日) フィラリアの季節です!

カテゴリー: 予防について 診察 

4月5日(日)

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:4月11日(土)、17日(金)、25日(土)


こんばんは。獣医師の百石です。

先日、病院に通ってくれているスタンダードプードルのAくんから、とっても素敵なプレゼントとお手紙を頂きました🙂
思わず涙がちょちょぎれそうになりました😂
大切な宝物がまたひとつ増えました😊
いつも元気そうなAくんですが、実は大きな病気をもっています。
そんなことが嘘みたいに、とっても楽しそうに病院に来てくれます。
通い始めた頃はとても緊張気味で、いつも扉の方を向いて、すぐにでも帰りたがる様子でした。
しかし、今となっては診察室からお名前を呼ぶと飛んで入ってきてくれます。
そして何故か、一目散に診察台に飛び乗ります😄笑
Aくんは"お座り"、"お手"が大得意で、採血する時やお注射する時もとってもお利口なんです。
そんなAくんが愛おしくてたまりません😚
いつもお注射ばっかりしてごめんね。
これからもず〜っと仲良しでいてね😘
 
さて、いよいよ春がやってきました。
そう、フィラリアの予防季節です。
そこで、改めてフィラリア症について復習です🤓
皆さまもうご存知の通り、フィラリアは蚊によって媒介される病気です。
フィラリアという虫を持った蚊に刺されることによってうつります。
なので、蚊がいる時期、京都であれば5月から12月が予防期間になります。
例えばこれが沖縄になると年中蚊がいるので年中予防になりますし、北海道になると予防期間がもっと短くなります。
フィラリアは蚊が血を吸うために刺した時に身体の中に侵入してきます。
そして身体中の血管を駆け巡り、最終心臓に寄生します。
その頃にはフィラリアも立派な大人の虫に成長し、肉眼でもはっきり見えるようになります。
それが心臓の中で暴れ回ることで、心機能が悪くなります
治療法はフィラリア自体を駆除することになります。
一つは虫を一匹一匹吊り出してくる手術を行いますが、非常にリスクが高いです。
フィラリア自身にも寿命があるので、お薬を飲みながら数年間フィラリアが死ぬのを待つのも一つです。
どちらにせよ一度フィラリア症にかかると、なんとか駆除出来たとしても、一度悪くなってしまった心臓の機能は回復しません。
一生心不全の治療が必要になります。
したがって、フィラリア症は予防が大事なんです!!
予防方法はとっても簡単です。
毎月1回お薬を飲むだけ!
お薬にもいろんな種類があるので、その子その子に合ったものを選んであげてください。
いつでもスタッフにご相談くださいね。
大切な家族の命を守るために、予防できる病気はしっかり予防しましょう。
 
 

それでは今日はこの辺で・・・

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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital

 


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3月31日(火) 本当にヘルニア??

カテゴリー: 診察 中医学 

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:4月3日(金)、11日(土)、17日(金)、25日(土)

*******分院臨時休診のお知らせ*********
4月1日(水)

こんばんは。獣医師の三浦です。

あっという間に3月も終わり、明日から4月ですね。
フィラリア予防のため、病院は一番混雑する季節です💦
元気な子にたくさん会えるので、とても楽しみな季節でもあります😊
そして!明日からは診察時間が変更になります!!
皆様お間違えのないよう、時間に余裕をもってご来院くださいね。
コロナウイルスで外出しにくいですが、
近場のお散歩だったら良いよね?ということで桜を見に行ってきました。

普通に観光客で溢れててびっくりしましたが…笑
少しでも、明るい気持ちになれますように🌸

 

さて、冬の間、椎間板ヘルニアとの診断を受けて…もしくは自己判断で
当院に手術や鍼灸治療を希望して来られる方が多くありました。

その多くの方が勘違いしてらっしゃることが一つ。

椎間板ヘルニアは、レントゲンで確実に診断することはできません!

椎間板ヘルニアとは、椎体(背骨)の間に存在する椎間板物質が本来あるべき場所から逸脱し、
神経を圧迫することにより痛みや麻痺が生じる状態をいいます。
残念ながら、椎間板物質も神経の圧迫も、一般的なレントゲン検査では見えないのです😣
脊髄造影をするとレントゲンで判断することもありますが、簡単にできる検査ではありません。

なので、身体検査やレントゲン検査だけで「椎間板ヘルニア」というのは
他の病気の可能性を否定して、全体的な判断で「ヘルニアかな?」と仮診断しているに過ぎません。
確定診断のためにはCT検査やMRI検査などが必要ですが
これには麻酔が必要ですし、お費用もかなり高額になります。
その為、検査を進めるべきかどうかはその子の状況によって判断していきます。

13歳のトイプードル、Mちゃん。

頸部椎間板ヘルニアの疑いで治療をされていましたが改善せず、
手術を希望して当院へ来院されました。

しかし元々あった貧血が進んできていたり、安定していた症状が急に悪化したり、
一般的な椎間板ヘルニアとは少し違う様子がありました。
そこで、MRI検査に進む前に再度、院内でできる全身の精査をさせていただきました。

出てきた結果は、「甲状腺機能低下症」でした。

甲状腺から分泌されるホルモンは体の新陳代謝に関わっています。
体温や心拍数の調節などにも関わっていて、ざっくり言うと体を元気に保つ働きを持ちます。
高齢の犬では甲状腺の機能低下により、ホルモンの分泌が低下することが多いのです。
一般的な症状は疲れやすい、毛が薄くなる、低体温、徐脈などで、
「なんとなく歳とってきたなぁ…」というような症状が実はこの病気が原因だったりします。
そして稀に、神経症状が認められることもあります。
Mちゃんの他の症状でいうと、貧血や高コレステロール血症、皮膚トラブルもこれに当てはまります。
血液検査で甲状腺ホルモンを測定すると、かなりの低値を示していました。

治療として早速、甲状腺ホルモンの薬を開始しました。
投薬前のMちゃんの様子です。

思うように体が動かせず、全く立てない状態でした。

そして2週間後のMちゃんがこちら。

しっかり立てています🤗
元々腰部の椎間板ヘルニアもあるのでフラつきはありますが、歩くこともできました。
貧血も改善してきています。

お薬の力で中身が元気になっても、身体がついていかなければ意味がありません。
長年かけてガチガチに凝り固まった身体は、鍼灸とマッサージでほぐしていきます💪

かなり緊張していますが💦お母さんの膝の上で頑張ってくれています☺

このように、一見すると「ヘルニア?」という症状でも
違った病気が原因であることがあります。
決して自己判断はせず、治療経過が芳しくなければ必ずもう一度、診察を受けてくださいね。

 

それでは今日はこの辺で・・・

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R.Miura@U-KYO-Animal Hospital

 


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3月22日(日) オハナの親友Lくんが虹の橋へ

カテゴリー: 愛犬 診察 

3月22日(日)

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:3月27日(金)
デンタルセミナー:3月29日(日)

*******獣医師臨時休診のお知らせ********
平野:3月28日(土)、29日(日)

*******分院臨時休診のお知らせ*********
3月31日(火)、4月1日(水)


こんばんは。
獣医師の百石です。
みなさま体調は崩されたりしてないですか?
世の中はコロナの影響で、体調というよりいろんな予定や計画がごちゃごちゃになってしまって、ストレスを感じている方も多いのでは💦
私も日課のジムが閉鎖されてしまったために、運動ができなくてやきもきしています😩
その代わりにでもないですが、最近はよりマラソンをしています💪
つい最近も友達と大阪の街をランしてきました😀

たくさん運動してたくさん食べるのが私のモットーです😎✨
コロナに負けない強い身体を養っていこうと思います!

さて、今回は少し悲しいお話です。
大切な友人のわんちゃんがとうとう虹の橋を渡りました。
ミニチュアピンシャーのLくんです。

Lくんは去年の8月の末の健康診断で、たまたま悪性腫瘍が見つかりました。
特に何も症状がなくとっても元気だっただけに衝撃的な事実でした。
すぐにCT検査等で精密検査を行なったところ、脾臓に原発と思われる巨大な腫瘍が認められ、その他肝臓、肺、筋肉にも腫瘍が播種していました。
その時点ですでに悪性腫瘍の全身転移がみられ根治ステージではないということでした。
愕然としました。
ちょうど半年前にも健康診断を行なっていて、特に異常は認められませんでした。
それが半年でこんな状態になってしまうなんて、、、。
やはり悪性腫瘍というものはタチの悪い憎らしいものです。
腫瘍の種類を特定するためにも、脾臓摘出術と肝臓、筋肉の腫瘤の生検を行いました。
診断結果は、すべて血管肉腫でした。
非常に悪性度の高い腫瘍です。
どこの臓器にもできうる上に進行が早く、病変が破裂してしまうとあっという間に命を落としてしまいます。
Lくんのその後の治療プランとして抗癌剤を提案しました。
実際にある病変を消失させることは難しいですが、全身にある病変の進行を少しでも抑えるためには抗癌剤治療が効果的です。
さっそく、治療を開始しました。
抗癌剤治療で怖いのは副作用です。
骨髄抑制により免疫が落ちたり貧血がみられたり、嘔吐や下痢、食欲不振などの消化器症状がみられたりします。
Lくんは幸いなことに、特に大きな副作用がでることもなく、無事に抗癌剤治療を続けることができました。
ただ、困ったことといえば、嗜好性が変わったことです。
今まで食べてたものを全然欲しがらなくなりました。
そこで、あれでもないこれでもないと、あらゆるご飯をあげられていました。
ただその甲斐あって、最後までLくんの体重は維持できていました。
Lくんの体調が少し悪くなってきたのは、去年の年末くらいからです。
食欲がなく、とにかく食べてくれるものを探しました。
それでも食べない時は流動食を強制的に与えました。
そんなこんなで2ヶ月ほどが過ぎ、4月の桜を見ることを目標にLくんは頑張っていました。
そんなある日、Lくんが急にふらついて落ち着かないといことで病院に電話がありました。
すぐに来院してもらうと、舌色は白く、歯茎は蒼白でした。
腹腔内で腫瘍が破裂していました。
これまでも何度も起こっていて、そのたびに復活してくれていたので、今回もと願うばかりでした。
しかし、Lくんの容態は回復することなく、その日の夜、お家で、大好きなお母さんの腕の中で息をひきとりました。
京都の桜を見ることなく、Lくんは旅立ちました。
こんな日が来ることはわかっていたはずですが、とてもとても悲しく、悔やみました。
3日前に一緒に鴨川をお散歩しました。
しっかりした足取りで、私に微笑みかけてくれていたのが忘れられません。
Lくん、もう会えないのが悲しいです。
でも本当によく頑張ってくれました。
たくさんの奇跡を見せてくれました。
オハナの一番の親友でした。
また、いつか、会えるのを楽しみににしています。

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3月13日(金) 不運な事故

カテゴリー: 診察 

3月13日(金)

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:3月14日(土)、20日(金)、27日(金)
デンタルセミナー:3月29日(日)

*******獣医師臨時休診のお知らせ*********
平野:3月17日(火)、22日(日)、28日(土)、29日(日)
百石:3月21日(土)午後出勤
三浦:3月15日(日)
國廣:3月16日(月)午後、21日(土)

臨時休診:3月16日(月)午前

*******分院臨時休診のお知らせ*********
3月16日(月)、21日(土)、22日(日)、31日(火)、4月1日(水)

こんばんは、獣医師の國廣です。
あっという間に3月になり、日中は過ごしやすい気候になってきましたね。
最近はもっぱらコロナウイルスの報道が多いですが、
そんなものには負けず、元気に診察していきます😆

先日のおやすみに、わんちゃんと一緒に行ける中之島のレストランに行ってきました。

実はここ船上レストランになっていて、関西では初
みたいです。
料理も雰囲気もとても楽しめましたので、大阪に行く際にはぜひぜひ立ち寄ってみてください😊


ではでは、本日のテーマは猫のTくんのお話。
元々外猫で、地域の猫として飼われていたTくんでしたが、
1週間前に事故か何かで怪我をしてしまったようです。
他の病院でレントゲンを撮り、下顎が骨折しているかもとのことで、
当院へは手術を希望されて来院されました。

来院時は顔に傷があり、痛くてごはんも食べれないようでした。

まず手術するにあたって、実際どこの骨が骨折しており
どう歪んでいるかを確認する必要があります。
そこで当院ではCT検査を行いました。

撮影画像を3Dにして骨の把握を行うと、
下顎の結合部分が骨折しており、顎も歪んでるのが一目瞭然です。

では、実際の手術写真を載せます。

下顎の皮膚にまず穴を開けます。

そこからワイヤーを差し込み、輪っかのようにして下顎を縛っていきます。

本来ならこれで手術は終わりなのですが、Tくんは顎の歪みのせいで犬歯が上顎の皮膚に刺さっていました。

なので犬歯を削る処置も同時に行いました。

手術が終わり、食欲がなかったTくんに液状に溶かした缶詰をあげてみると、、、

なんと、しっかり完食してくれました😆

手術にもよく耐えてくれましたね!
3日ほど安静入院をして無事に退院しました。

1〜2ヶ月後には経過を見つつ、またワイヤーを抜く処置をします。
それまでは安静にしてしっかり療養してもらいます。

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KUNIHIRO@U-KYO-Animal Hospital


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3月11日(水) 緊急手術が立て込みます。

カテゴリー: 診察 

こんばんは、院長です。

新型コロナで世間はとても大変ですね。
当院でも受付スタッフはマスクを着用してもらうようにはしています。
お聞き苦しいこともあるかもしれませんが、ご理解お願いします。
そして一刻も早くこの自体が収拾に向かうことを祈っています。

そんな状況ではありますが、動物の病気も待ってはくれませんので、
日々手術や診察が多くあります。
そして明日の朝からも緊急手術が一件入ったため、私の午前診察はお休みとさせていただきます。
このようなことが続いて大変心苦しいですが、どうぞご理解お願いします。

ちなみに明日の緊急手術の内容は進行性脊髄軟化症です。
私が緊急手術でお休みをいただく病気はある程度決まっています。
今回はその中でも特に多い3つの病気をご紹介します。

①進行性脊髄軟化症と椎間板ヘルニア
なんどもブログでも登場している病気ですので、皆様もわかっていらっしゃるかと思います。
この病気はダックスやトイプードル、フレンチブルドッグでの発症が多く、
椎間板ヘルニア(急性の後肢麻痺)から続発する病気です。
進行性脊髄軟化症になる確率というのは低いものではありますが、
グレード5の椎間板ヘルニアの場合では10~15%ほどで発症することがわかっています。
一度発症してしまうと、1週間以内にほぼ100%が命を落としてしまう非常に恐ろしい病気です。
この病気の治療を私が5年ほど前より実施していますが、
救命率の高さから全国から患者さんが来院されます。
明日は大阪からの患者さんです。
 

これは椎間板ヘルニアの手術写真ですが、背骨の中にある脊髄という太い神経を椎間板物質が圧迫するために
様々な神経症状を引き起こします。
椎間板ヘルニアではこの圧迫物質を早急に摘出することが治療となります。
進行性脊髄軟化症では広く壊死した脊髄の内圧を下げていく治療を実施します。

②尿管閉塞
尿管とは膀胱と腎臓を繋ぐ非常に細い管です。
その管の中に結石が詰まることで、水腎症、そして急性腎不全が生じます。
早急に閉塞を解除しないと、腎機能が戻りませんので一刻も早い手術が必要となります。
近年では猫ちゃんでの症例が非常に多いですが、猫の尿管というのは正常では内径0.5mmほどの非常に細い管で繊細な手技が必要とされます。
当院では尿管切開による摘出と皮下尿管膀胱バイパス術(SUBシステム)という手術で治療を実施しています。
 
これは猫の尿管に詰まった結石を摘出している写真です。
切開した尿管は髪の毛よりも細い糸で再度縫合していく必要があり、非常に神経を使います。
実は明日の夜はこの手術が緊急で入っています。

③僧帽弁閉鎖不全症
いわゆる弁膜症という心臓病です。
僧帽弁という左心房と左心室を隔てる弁が変性を起こすことで、心臓内で血液の逆流が起こり、咳や呼吸困難、失神などの症状を引き起こします。
今までは内科治療で延命するしかできませんでしたが、昨年の秋より当院でもこの病気の対する手術治療を京都府で初めて開始しました。
おかげさまで開始早々から毎月のように手術予約や獣医師先生からのご紹介があります。
 
この手術は多くのメンバーの協力が必要不可欠ですので、
10人体制で6時間以上に及ぶ手術を実施します。
また緊急性の高い患者が手術となるため、
メンバーの都合を合わせるのも一苦労です。
いつも一緒に手術をしてくださるメンバーには感謝してもしきれません。

最近では非常に多い上記3つの手術を今日のブログではご紹介させていただきました。
上記のような病気になったとしても私に相談していただければ、全力で助けたいと考えています。
そしてどれも緊急性の高い疾患のため、私の診察が急に休みになったりすることも多いですが、どうかご理解いただければと思います。

明日は午前中に①進行性脊髄軟化症の手術を、そして夜の診察を終えた後には②尿管閉塞の手術が控えています。
なんとか乗り越えて、皆に元気になって帰ってもらいたいと思います。
明後日は疲れた顔をしているかと思いますが、そっとしていただければと思います(笑)

院長

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3月10日(火) 猫の門脈体循環シャント

カテゴリー: 診察 

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デンタルセミナー:3月29日(日)

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百石:3月21日(土)午後出勤
三浦:3月15日(日)
國廣:3月16日(月)午後、21日(土)

臨時休診:3月16日(月)午前

 

こんばんは。獣医師の三浦です。

早速ですが、前回の猫さんの性別判断について!

判断方法の一つは、鼻の大きさでした👃
一般的には男の子の方が鼻が大きいので、目が離れて見えます👀

白黒のごまは♂、茶色のつぶは♀です。
あとは女の子の方が顔が小さく目が大きく見えるそうですが…
我が家ではつぶの方が顔が大きいです😂
難しいですね。

さて、本日は子猫のKちゃんの紹介です。

タイトルにもある通り、Kちゃんの病名は「先天性門脈体循環シャント」。
生まれつきの血管形成異常があり、本来は肝臓を通ってから全身へ向かう後大静脈へ入って欲しいところが、
短絡血管によって肝臓を通らずに後大静脈へ直接入ってしまう病気です。
この短絡血管の太さや場所によっては無症状で過ごせることもあるのですが、
Kちゃんの場合は、肝機能の異常が症状として現れてしまっていました。
具体的には、元気・食欲の低下。
お家に迎えてから、1ヶ月も経っていない頃でした😣
そしてその前からずっと、軽度の震えが見られていました。

血液検査で、アンモニアの数値がかなりの高値を示していたことから
肝臓の病気、もしくは上記の異常血管の可能性を疑い、まずはCT検査を実施しました。

結果、やはり異常血管が見つかりました。
このために本来は肝臓で代謝されるはずのアンモニアが除去されず高値となり
震えという神経症状や、食欲不振を引き起こしてしまったのです。
他の症状としては、成長不良や、低血糖などが見られることもあります。

治療の第一選択は、外科的にこの異常血管を結紮し、血流を正常に戻すことです。
内科療法のみでも一時的に回復できますが、
肝臓への血流が回復しなければ長く生きることはできません。

CT検査ではこのような3D画像を作ることができます。

緑に光った部分が異常血管なのですが、画像でしっかりと場所を確認し、手術に挑みました。

さらに手術中は、Cアームという透視システムを用いて、
血液の流れをリアルタイムで確認します。

血管を結紮する前と後で比較し、血圧なども参考にして結紮する程度を決定します。

問題の血管は、写真の糸がかかっているところです。

実際に見てみると、かなり太いと感じました。
一度の手術で完全に結紮してしまうと、急な血圧の変化から合併症のリスクが大きくなります。
そのため、まずは少し糸をかける程度…で終了としました。

そして2ヶ月ほど開けて、再手術です。
先日、無事に2回目の手術が終了し、血管を完全に結紮することができました!


入院生活にもすっかり慣れて、何をされてもゴロにゃんなKちゃん💛
皆の人気者で、惜しまれながら(笑)退院していきました🤗

猫の門脈シャントの手術は、犬に比べて合併症のリスクが大きく
手術後に死亡する例も少なくありません。
それでも手術をすると決断されたご家族の皆さま、とても勇気が要ったことでしょう。
でも、おかげで、Kちゃんは元気でいられる体になりました。
これからも長生きして、楽しい時間をたくさん過ごしましょうね😊

 

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3月6日(金) 不幸中の幸い

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臨時休診:3月16日(月)午前

〜〜分院臨時休診〜〜

3月21(土)、22(日)、31(火)

 

 

 

こんにちは太陽です。

先週当番でもないのにブログ投稿してしまったのは〜どこのどいつだい〜

私だよ!!(にしおかすみこ)

ということで今週も投稿します。

 

私はスタバのヘビーユーザーなのですが、ケーキを食べていたら異変に気付きました。

  

みなさん分かりますか。(食べさしの汚い写真で申し訳ありません)

フォークがプラスチックになってますよね!気になって店員さんに聞いたところ、コロナ対策でステンレス禁止とのこと。なんか味気ない食事になりました。食器って大切ですよね。

 

さて本題。獣医療に携わっていると、いわゆる『不幸中の幸い』という場面に遭遇することがよくあります。

今回もそんな一場面に遭遇したのでお話しします。

 

動物が異物を誤食したと来院することはよくありますが、今回は縫い針を誤食した猫のMちゃんが来院しました。飲んだものは縫い針という危険なものですが、幸い飼い主さんがその現場を目撃しすぐに病院に連れてくることができました。

異物を誤食した場合処置の方法はいくつかあります。

簡単なケースは催吐剤を使い、吐かせることです。

しかし針などの鋭利なものを吐かせた場合、食道を傷つける可能性があるため、吐かせる処置は行ってはいけません。(禁忌)

つまり飲み込んでいた場合内視鏡でつまみ出してくるか、お腹を開けなければいけません。

 

まずは本当に針を飲み込んでいるのか、レントゲンで確認します。

幸い針はレントゲンでハッキリと写る異物なので場所の特定に苦労はしなさそうです。

しかし現状で食道に刺さっていた場合、レントゲン撮影の際動いたりしてより深く刺さりこむ事だけは避けたいので、何よりも先に鎮静処置をして、安全にレントゲンを取れる環境作りから始めました。

 

Mちゃんがうとうとしてから、針が体を傷つけないように慎重にレントゲンを撮影してみると。。

む、喉につっかえて止まっていますね。(猫は結構この位置に異物が止まることがあります)

喉頭鏡を使い喉の奥を覗き込んでみると、はっきりと縫い針を確認することができました。

幸い針は喉側でなく舌側に刺さっており、重大な組織損傷は起こっていなさそうです。

あとは慎重に抜き取るだけで済みそうです。

 

お腹を開けることになってもおかしくない状況でしたが30分ほどで元気にお家に帰って行きましたとさ。

 

さて今回のテーマは不幸中の幸い。記事の中に何回か『幸い』という言葉を意識的に盛り込んでみました。

気付きましたか?

一番の『幸い』は右京動物病院が近くにあったこと   なんてね。

 

 

 

 

 

 

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2月25日(火) 元気に歩けるように!

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デンタルセミナー:3月29日(日)

 

こんばんは。獣医師の三浦です。
雪が降ってようやく冬がきた!と思ったのもつかの間、
もうすぐ春ですね。
ヒーターをつける頻度も減ってきました。
2頭が並んで暖まる…なんて風景も見られなくなるのかと思うと少し寂しいです😥

余談ですが、この2頭の”顔”だけ見て、どちらが雄でどちらが雌か分かりますか?
私は初めましての猫さんは見分けてみようと頑張るのですが、半分ぐらい外れてしまいます…😅
見分け方は、また次回のブログで🙂

さて、本日は股関節の病気の紹介です。
柴犬のKちゃんは昨年4月生まれの子犬さんです。
最初のワクチンでの来院時から、股関節の膝蓋骨脱臼があることが分かっていました。
症状はほとんどなく、Kちゃん自身は気にしていない様子だったので経過をみていましたが
生後6ヵ月頃、後肢の跛行が認められたためレントゲンを撮ることにしました。

すると…膝蓋骨より、明らかな異常が出ていたのは股関節!

1枚だけだと分かりにくいので、正常な像と並べてみます。

大腿骨が股関節にきちんと収まっていないのが分かるでしょうか?
股関節の窪みが浅いことが原因です。
この状況では関節を満足に動かすことができません。

これは、股関節形成不全というものです。
大型犬に多いのですが、遺伝的要因が大きいとされています。
進行すると痛みは増し筋肉量もどんどん減ってくるので、早い段階での手術が望ましいとされます。

Kちゃんも股関節を触ると非常に嫌がっていました。
手術方法はいくつかあるのですが、今回は大腿骨頭切除術を行いました。
その名の通り、股関節にあたる大腿骨頭を切り落とす手術です。
骨を切っちゃうの!?と思われるかもしれませんが、
切った後の関節は周囲の筋肉がサポートしてくれるため、
痛みを緩和し通常の日常生活を送るという目的では、成功率は非常に良い方法です。
手術後のレントゲンです。

左側の大腿骨頭がなくなりました。

Kちゃんは思いの外回復が早く、手術翌日からある程度足をついてお散歩に行くことができました👏

膝関節も手術前にはプルプルと震えていたのですが、股関節が安定すると震えが止まりました。
そして2ヵ月ほどして、先日反対側の手術も無事に終わりました🤗
二度の大きな手術、お疲れ様でした☺

小型犬の場合、他にもレッグ・ペルテス(大腿骨頭壊死症)というような疾患も多いです。
こちらも1歳未満の成長期の頃から症状が出てきます。
一度の診察で診断が難しいこともありますが、
何度かレントゲンを撮ることにより進行が認められるため判断しやすくなります。
成長期で足を痛がるな…という様子があれば、放置せず、必ず診察を受けてくださいね。

 

それでは今日はこの辺で・・・

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R.Miura@U-KYO-Animal Hospital

 


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2月24日(月) これですっきりv(^_^)v

カテゴリー: 診察 

2月24日(月)

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:2月28日(土)、3月6日(金)、14日(土)、20日(金)、27日(金)
デンタルセミナー:3月29日(日)

こんばんは。
獣医師の百石です。
先週末は勝手ながらお休みを頂き、大変ご迷惑をおかけいたしました。
横浜まで、ある学会に参加して来ました。

毎度学会に行くと学ぶことが多く、日々勉強だなぁと痛感させられます。
横浜には初めて行きましたが、海の近くでとっても開放的でステキなところでした。
日課の朝ランも変わらずしてきましたが、海の上の朝日は絵になります😊
 
気持ちよいスタートをきって、しっかりお勉強してきました!
明日からの診療に活かせれるよう、頑張ります💪😃

さて、話は変わりますが、少し前にあった嬉しいお話です😊
以前にパグさんを病気で亡くされた方が、また新しくパグさんを迎えられ、来院してくださったんです。
保護されたわんちゃんということで、5歳の男の子のJくんです。
先住犬の元気いっぱいのGちゃんと違って、おっとり澄まし顔のJくん!
間違いなくイケメンです😎

さっそく診察です。
結果、歯肉炎があるのと、呼吸状態から軟口蓋過長症が疑われました。
軟口蓋過長症はパグやブルドック、ペキニーズなどの短頭種に多くみられます。
気管の入口のちょうど真上にある軟口蓋が長く垂れ下げっているために、呼吸をする度にガーガー音がなったり、ひどければ呼吸困難に陥ることもあります。
Jくんは普通にしているとそうでもないんですが、興奮するとガーガーという音を鳴らし、少し呼吸しづらそうになります。
特に夏場など暑い時期では、熱中症の原因にもなります。
というわけで、Jくんは去勢手術を行う際に、同時に軟口蓋の切除術と、歯肉炎に対してスケーリングを行うことになりました。

軟口蓋を鉗子で掴んでいるところです。
Jくんの場合、中程度の長さでした。

超音波メスで切っていくので出血も認められません。

気管の入口を塞いでいたものがなくなりすっきり見えるようになりました。
麻酔覚醒後、しばらくICUで様子を観察しますが、特に呼吸状態も安定し、その日のうちにはJくん元気に退院できました。
去勢手術も無事に終え、スケーリングで歯はピッカピカ✨

呼吸も快適になって、Jくんこれですっきりできたね!

短頭種犬でガーガーという呼吸音を出している子!
おそらく軟口蓋過長症があるのでしょう。
暑い季節がくる前に、熱中症にならない様に対策しましょう!
気になる方は一度ご相談を!

それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪ 

A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital


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2月23日(日) 動脈管開存(PDA)の手術

カテゴリー: 診察 

こんばんは、院長です。

先週は急に体調をくずしてしまい、
急遽2日間に渡って臨時休診になってしまい大変申し訳ありませんでした。
朝から嘔吐と頭痛で起き上がることができなかったのですが、
インフルエンザや風邪、新型コロナではなく、過労のようです。

流石に二月も休みなく働き続けていたため、限界がきてしまったようです。
今後はもう若くもない自分の身体も少し大切にしながら仕事と向き合っていきたいと思います。
皆様にはご心配おかけし、失礼いたしました。

とはいえ、病気はいつ何時やって来るかわかりませんので、今日も昨日も手術の日々が続いています。
今回ご紹介する患者さんは、生まれつきの心臓病を患ったチワワさんです。

その病気の名前は「動脈管開存(PDA)」といいます。
通常、生まれる過程でなくなっていく動脈管という大動脈と肺動脈を繋ぐ血管が生まれた後も残ったままになってしまい、
大動脈から肺動脈に血液が流入することで心臓に負荷をかけてしまう病気です。

手術前のエコー写真で、難しい写真にはなります。

肺動脈という血管に血液が流入するために黄色い色をしたモザイク血流が見られます。
通常では見られない状態です。

本人は4ヶ月で体重1.4kgとまだまだ小さいですが、放っておけばどんどんと病態は進行してしまいます。
そのためリスクも覚悟の上で手術となりました。

もう少し体重の大きな子であればコイルを使った塞栓術なども実施できますが、
今回は極小犬のために直接動脈管を糸で縛る結紮術を実施しました。


手術中の少し怖い写真になりますが、
黒い糸がかかっているのが動脈管です。
動脈管は大動脈・肺動脈という非常に重要な血管のそばにあるため、非常に慎重な剥離が必要となります。
無事にこの写真では剥離も終了し、この後に結紮することができました。


手術後のエコー写真ですが、肺動脈に流入するモザイク血流がなくなっているのがわかります。
これで一安心です。


本人も手術直後はやはりしんどそうではありましたが、次の日から食欲も回復し3日後には元気に退院してくれました。
現在は抜糸も終了し、病気は完治です。

これで元気に長生きできるね。

今回は生まれつきの心臓病の一つである「動脈管開存」についてご説明しましたが、
その他にも「心室中隔欠損」や「心房中隔欠損」、「肺動脈狭窄」などが犬では多いです。
かかりつけ病院さんで心臓に雑音があると言われたけど、何かわからないので見て欲しいとの紹介を受けることも多々あります。

いずれも放っておくと命に関わって来るため、若くて心臓に余力のあるうちの手術が重要となってきます。
心臓疾患でお困りの方は一度ご相談いただければと思います。

今回私自身が倒れてしまって、何でもできる体力や万能さがあるわけではないことを痛感しましたが、
自分のできる限り努力して、これからも多くの命を救いたいと思います。

院長

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