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右京動物病院ブログ

2月29日(木) 猫ひっかき病ってご存知ですか?!

カテゴリー: 心構え 診察 

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2/29(木)

こんばんは。獣医師の岡山です。
4年に1回の閏年に投稿できて光栄です。
先日診察中に元気な猫さんに両手を何箇所かガブッとされてしまいました。
噛まれたり引っ掻かれたりするのが日常的にあるので、いつも通り出血部位を絞り、消毒して、、、と処置をして、今回は少し傷口が深く、1箇所ではなかったので念のため人間の病院を受診して抗生剤を処方していただきました。

猫ちゃんの歯って尖ってるので結構奥まで刺さるんです。数日の腫れるのは仕方ないなと思いつつ抗生剤を規定量飲んでいたわけですが、咬傷3日後から倦怠感、微熱が認められ日にち薬で治るだろうと1週間経過しましたが、流石に完全回復しないため再度病院を受診しました。
メスで傷口を切開してみると中は膿が溜まり''瘻管''と言って膿のトンネルが作られていました。
体の不調もこの、皮膚の下で細菌感染を起こす蜂窩織炎によるものとのことでした。
右手が不調です↓


改めて猫ちゃんのお口はバイキンだらけなことを痛感しました。
バルトネラ ヘンセラエという細菌に感染している猫による咬傷、引っ掻きによって引き起こされる感染症を『猫ひっかき病』と言います。症状としては傷口の隆起、リンパ節の腫れ、頭痛、倦怠感などの症状が起こります。

このバルトネラ ヘンセラエという細菌、世界中のほとんどの猫が症状を起こさずに感染しています。ノミを介して猫から猫へ伝播します。

人が感染しても通常は完全復活しますが、元々免疫が低い方、持病がある方は死亡したりするケースがあります。

幸い私は抗生剤の内服と数日の点滴によって完全回復を遂げました。
今回は猫ちゃんの病気ではなく人間の病気についてでしたが猫ちゃんの咬傷に注意してください。お口の中にはバルトネラ以外にも無数の細菌が生息しています。それらの細菌によって私のような蜂窩織炎を引き起こしてしまうこともあるため消毒、人間の病院への受診をしてください。

それでは今日はこの辺で

TAICHI@U-KYO-Animal Hospital

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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA・UZUMASA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師

 

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