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右京動物病院ブログ: 2018年12月11日(火)

12月11日(火) 頭振り振りの猫ちゃん

カテゴリー: 診察 

12月11日(火)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:12月15日(土)午後、29日(土)午後
百石:12月22日(土)午後
三浦:12月16日(日)

皆さんこんにちは。獣医師の廣畑です。
今日は耳がパンパンに腫れた猫ちゃんのお話をしたいと思います。

数日前から頭を頻繁に振るようになり、朝気付いたら
右耳がパンパンに赤く腫れ上がっていたということで来院されました。
その時の写真が無いのですが、この猫ちゃんは耳血腫という耳の病気に
罹っていました。
この耳血腫という病気を聞いたことはありますか?
この病気は耳を掻いたり、頻繁に頭を振ったりした時に
耳介の軟骨が骨折して出血が起こり、軟骨の隙間に血液が貯留することで
血腫ができてしまいます。

耳血腫の原因としては、外耳炎・アレルギー・自己免疫性の病気などが
関わっているとされています。

今回の猫ちゃんは右の耳が腫れていたのですが、触ると耳は熱感がありました。
また触られる事を嫌がるため痛みもあったのだと思います。

耳介に貯まった血が約12cc程抜けました。
抜いた後は耳の腫れも落ち着きました。

耳の中を見てみると多量の耳垢がありました。

その耳垢を綿棒で採取し染色液で染めた後、顕微鏡で観察してみると
下の写真のような物が見えてきました。


非常に小さいですが、青く細長いものが無数に有ります。
これが全て細菌になります。
この猫ちゃんは耳の中で感染を起こしているような状態でしたので
血を抜いた後はこの感染に対する治療を行いました。

耳血腫は短期間の内に再発する可能性があるため、
十分に注意しなければいけません。
再発した場合は放置せず早めに病院に連れて行きましょう!
耳血腫の放置は耳の変形萎縮に繋がってしまいます。

頭を振るなどの症状は外耳炎を起こしているサインの一つです。
早めに治療できれば耳血腫の発症を未然に防ぐこともできます。
気になれば早めにご来院下さい!                                                                                                                                                       

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K.Hirohata@U-KYO-Animal Hospital

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