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右京動物病院ブログ

5月7日(金) 胆嚢の病気

カテゴリー: 診察 

5月7日(金)

*******臨時休診のお知らせ*********
院長(平野)は完全予約制となりますので、ご注意ください。

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:5月16日(日)、30日(日)
デンタル教室:5月9日(日)

 

こんばんは、獣医師の二股です。
5月も早1週間経ちましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
フィラリア、ノミダニ予防薬まとめ買いでお得になるのは今月いっぱいまでなので
予防がまだの方、お待ちしております🌸


早速ですが今日は胆嚢粘液嚢腫という胆嚢の病気のわんちゃんについてお話ししたいと思います。

胆嚢粘液嚢腫とは?
胆嚢とは、肝臓の中の胆嚢という袋のことであり、胆嚢内には脂肪の消化吸収を助ける胆汁が含まれています。
胆嚢粘液嚢腫とは、この胆汁の流れが悪くなり、どろどろとしたゼリー状になってしまうことで起こる病気です。
嘔吐、腹痛、黄疸などの症状を引き起こす他、肝炎や腹膜炎を併発したり、胆嚢が破裂すれば緊急手術が必要となる危険な病気です⚡


好発犬種として、遺伝的に脂質代謝異常の多いシェットランドシープドッグ、ミニチュアシュナウザー、コッカースパニエルが挙げられますが、どんな犬種でもなりうる病気です💦猫では稀な病気です。
その他、基礎疾患として高脂血症、副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能低下症がある子も注意です!

先日、食欲不振、ぐったりで来院したKちゃん。
エコー検査でチェックしていくと、胆嚢がキウイフルーツのような見た目で腫大しており、
胆嚢粘液嚢腫になっていました。




こちらは正常な胆嚢ですが、見た目が随分違うことが分かります。


治療には外科(胆嚢摘出)と内科(利胆剤、低脂肪食)がありますが、
内科治療を行っても治療に反応しなかったり、徐々に進行していく可能性もあるため、第一選択は外科です。

胆嚢粘液嚢腫はとても危険な病気ですが、
胆泥症から胆嚢粘液嚢腫へと悪化することもあるため、
胆泥症と診断されたら状態により投薬、食餌管理、定期検査、
異常のない子も定期的な健診での早期発見が大切です!

今月で春の予防シーズンも終了ですが、
血液検査だけでは発見できない病気も沢山あるため
フィラリア検査と一緒にエコー検査をおすすめします🌸

 

 

それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、いいね!をお願いします♪

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