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右京動物病院ブログ

1月13日(金) 猫の乳腺腫瘍

カテゴリー: 診察 

1月13日(金)
*****セミナーのお知らせ(本院)************
パピー教室:1月21日(土)、28日(土)

*****本院からのお知らせ****************
5月から夜間診療を開始しました。平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
******************************

こんばんは!獣医師の細田です!
2023年になってもう2週間が経とうとしていますが
皆様、明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします!🎍

毎年、うちの子もこ🐶を連れて実家の近くにある下鴨神社へ初詣に行きます。
去年まではコロナの影響で屋台は出ていなかったのですが、今年は屋台も出ており、参拝者もとても多かったです。
訳も分からず連れて行かれたもこは、訳も分からず顔出しパネルにはめ込まれていました😍
今年も元気に可愛くはめ込められたことに感謝です。笑
もこは迷惑そうな顔してはまっていましたが、、、笑
 

今回はいきなりですが、猫ちゃんの乳腺腫瘍について書きたいと思います。
猫の乳腺腫瘍は、猫に発生する腫瘍のうち3番目に多く約17%を占めると言われています。
一般的に高齢(平均1012)の雌猫ちゃんで多く認められますが、まれに雄猫ちゃんでも発生することがあります。
避妊手術の有無は乳腺腫瘍の発生率に大きく関わっていると言われており、
未避妊の子は避妊済みの猫ちゃんと比較し発生率が7倍であるとの報告もあります。
6ヶ月未満で避妊手術をした猫は発生率が91%も低下しますが、
1歳〜2歳で避妊手術をした猫の発生率はわずか11%の低下しか認められません。
そして2歳以降は避妊手術による乳腺腫瘍の発生予防効果はないという報告があります。
なので、当院でも生後6ヶ月あたりでの避妊手術を推奨しています🐈

ご存知の方も多いかもしれませんが、猫に発生する乳腺腫瘍は、その内の約8595%が悪性といわれています。
犬や人の乳腺腫瘍と比べても、がん(悪性腫瘍)である確率が非常に高い腫瘍です😿
乳腺腫瘍は悪性だったとしても初期症状はほとんどなく、
飼い主様の「お腹にしこりがあるかも?」という主訴で来院されることがほとんどです。
しかし、先ほど述べた通り、乳腺腫瘍のうちほとんどが悪性度が高いものなので
しこりが発見された時には、もうすでに2040%がリンパ節に転移していると言われています🙀
猫ちゃんのお腹にしこりを見つけた場合は、どれだけ元気にしていても早めに受診してください!
治療法は外科手術が第一選択になります。
それぞれの乳腺は場所が別でも、同じリンパ節に繋がっているので
乳腺腫瘍が1箇所だけに見つかっても、片側全摘出や両側全摘出が必要になることが多いです。
発見時のすでにリンパ節転移や肺転移を起こしている猫ちゃんの場合は
手術に加え、
抗がん剤の治療が必要な場合があります💊

怖いことをたくさん書きましたが、上記したとおり1歳までに避妊手術をすると乳腺腫瘍のリスクを低下させることができます!😺
(若齢で避妊手術をしたからといって100%防げるわけではありませんが、、、、)
そして、もし乳腺腫瘍が小さいうち(2cm以内)に早期発見できた場合、すぐに外科摘出をすることで転移を防げる可能性があります!
他の病気の早期発見のためにも、普段からたっくさん猫ちゃんの体を触ってあげてください☺️
そして少しでも気になるものがあればすぐご相談ください。

それでは今日はこの辺で・・・ 
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