2月5日(日) 大事件…(>_<)...
カテゴリー: 診察
2月5日(日)
゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:2月19日(日)、21日(火)
百石:2月7日(火)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
新しい年が明けて、もうひと月が過ぎました
年明け早々、私事ではありますが、最愛のアムロの身に大事件が起こりました
ある日、健康診断のため超音波検査をしていると、、、
なんと、肝臓に大きな腫瘍を発見してしまったんです
それまでにも定期的に検査をしていたので、突然の発見に目を疑いました
精査のためすぐさまCT検査を行い、肝臓の外側左葉に5cmほどの腫瘍があることが確認されました。
腫瘍には動脈血管が入っており、破裂すると致死的ということでした。
アムロはというと、いつもと変わりなく食欲元気もあり、それが唯一の救いでした

手術に向けて段取りを組み、1週間後に手術することに決まりました。
しかし、検査の翌日、アムロの様子がなんか変、、、
立ったままあまり動かず、名前を呼んでもしょんぼりして、小刻みに震えています
なんかおかしい…
すぐに超音波検査をすると、、、
なんと、お腹の中で腫瘍が破裂し出血していることが発覚しました
破裂したら致死的だと聞いていたので、この時ばかりはさすがに手が震えました
アムロの命が…
涙が止まりません
しかし、そんなことは言ってられません。
なんとしてでもアムロを助けないと
すぐさま輸血を行い、止血剤の注射で出来る限り腫瘍からの出血を止めます。
もちろん完全に止まりきるわけではないので、予定を前倒しにして緊急手術をすることになりました。
アムロ
頑張って
いざ手術スタートです。
なるべく出血をさせないように電気メスを使いながら開腹していきます。
大きな腫瘍が出てきました。

超音波破砕吸引装置を使って、肝臓を切除していきます。
肝臓は血管の豊富な臓器であるため、慎重に慎重に…

肝臓の外側左葉を全部切除しました。
ほとんど出血することもなく、無事切除完了です。
閉腹し、覚醒させます。
腫瘍が大きいため、傷口もかなり大きくなりました。

術後は痛みの緩和のため、いくつも痛み止めの注射をしました。
術後2日目、ようやく動けるようになり、なんとかご飯も食べてくれました

1週間後、病理検査の結果、肝臓の血管肉腫という悪性腫瘍であることがわかりました。
なんとか手術で一命はとりとめましたが、 残念ながらあまり長くはないということです
とてもとても悲しい結果でした。
これから私がアムロにしてあげられることはなんだろう…
初めはただただ悲しくて泣いてばかりいました。
しかし、獣医師である私がそんなこと言ってられません。
少しでも長く私と一緒にいられることをアムロは望んでいるはずです。
知り合い の先輩先生方にもたくさんのアドバイスを頂き、アムロにあった最良の治療を模索しました。
抗癌剤治療や免疫療法、、、その治療による副作用などでもっと体調が悪くなってしまうかもしれません。
どんなことがあっても私が守ってやる!!
そんな気持ちで日々、私はアムロと生きています。
病気が見つかった時はただただ悲しくて、どうしてアムロに…
なんてついてないんだろう…
と思うばかりでした。
しかし、実際今回の出来事を思い返してみると、たまたま健康診断で腫瘍が発見でき、すぐに検査、手術まで行うことができて、今アムロが元気にしてくれている、、、
とてもついているんじゃないか

何もわからないまま腫瘍がもっと大きくなり、知らない間に破裂して命を落としてしまっていたかもしれない、、、
なんてことを考えると、すべてのタイミングが上手くいってるんじゃないか、、、
そのようにふと思えてきました
アムロはついてるんです

辛いこと、悲しいこと、これからいろいろあると思います。
何があっても乗り越えていかないといけません
今病気と闘っている子たち、そしてそのご家族の方たち
全力で一緒に頑張っていきましょう

それでは今日はこの辺で・・・
出来ましたら、拍手をお願いします♪
(拍手も、ランキング参加も、いつも、スタッフ一同の励みになっています(o^∇^o)ノ)
A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital

京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER
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それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
平野:2月19日(日)、21日(火)
百石:2月7日(火)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。
新しい年が明けて、もうひと月が過ぎました

年明け早々、私事ではありますが、最愛のアムロの身に大事件が起こりました

ある日、健康診断のため超音波検査をしていると、、、
なんと、肝臓に大きな腫瘍を発見してしまったんです

それまでにも定期的に検査をしていたので、突然の発見に目を疑いました

精査のためすぐさまCT検査を行い、肝臓の外側左葉に5cmほどの腫瘍があることが確認されました。
腫瘍には動脈血管が入っており、破裂すると致死的ということでした。
アムロはというと、いつもと変わりなく食欲元気もあり、それが唯一の救いでした


手術に向けて段取りを組み、1週間後に手術することに決まりました。
しかし、検査の翌日、アムロの様子がなんか変、、、

立ったままあまり動かず、名前を呼んでもしょんぼりして、小刻みに震えています

なんかおかしい…
すぐに超音波検査をすると、、、
なんと、お腹の中で腫瘍が破裂し出血していることが発覚しました

破裂したら致死的だと聞いていたので、この時ばかりはさすがに手が震えました

アムロの命が…
涙が止まりません

しかし、そんなことは言ってられません。
なんとしてでもアムロを助けないと

すぐさま輸血を行い、止血剤の注射で出来る限り腫瘍からの出血を止めます。
もちろん完全に止まりきるわけではないので、予定を前倒しにして緊急手術をすることになりました。



いざ手術スタートです。
なるべく出血をさせないように電気メスを使いながら開腹していきます。
大きな腫瘍が出てきました。

超音波破砕吸引装置を使って、肝臓を切除していきます。
肝臓は血管の豊富な臓器であるため、慎重に慎重に…

肝臓の外側左葉を全部切除しました。
ほとんど出血することもなく、無事切除完了です。
閉腹し、覚醒させます。
腫瘍が大きいため、傷口もかなり大きくなりました。

術後は痛みの緩和のため、いくつも痛み止めの注射をしました。
術後2日目、ようやく動けるようになり、なんとかご飯も食べてくれました


1週間後、病理検査の結果、肝臓の血管肉腫という悪性腫瘍であることがわかりました。
なんとか手術で一命はとりとめましたが、 残念ながらあまり長くはないということです

とてもとても悲しい結果でした。
これから私がアムロにしてあげられることはなんだろう…
初めはただただ悲しくて泣いてばかりいました。
しかし、獣医師である私がそんなこと言ってられません。
少しでも長く私と一緒にいられることをアムロは望んでいるはずです。
知り合い の先輩先生方にもたくさんのアドバイスを頂き、アムロにあった最良の治療を模索しました。
抗癌剤治療や免疫療法、、、その治療による副作用などでもっと体調が悪くなってしまうかもしれません。
どんなことがあっても私が守ってやる!!
そんな気持ちで日々、私はアムロと生きています。
病気が見つかった時はただただ悲しくて、どうしてアムロに…

なんてついてないんだろう…

しかし、実際今回の出来事を思い返してみると、たまたま健康診断で腫瘍が発見でき、すぐに検査、手術まで行うことができて、今アムロが元気にしてくれている、、、
とてもついているんじゃないか


何もわからないまま腫瘍がもっと大きくなり、知らない間に破裂して命を落としてしまっていたかもしれない、、、
なんてことを考えると、すべてのタイミングが上手くいってるんじゃないか、、、

そのようにふと思えてきました

アムロはついてるんです


辛いこと、悲しいこと、これからいろいろあると思います。
何があっても乗り越えていかないといけません

今病気と闘っている子たち、そしてそのご家族の方たち

全力で一緒に頑張っていきましょう


それでは今日はこの辺で・・・
出来ましたら、拍手をお願いします♪
(拍手も、ランキング参加も、いつも、スタッフ一同の励みになっています(o^∇^o)ノ)
A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital

京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
京都市内唯一腹腔鏡システム導入 [腹腔鏡下避妊手術]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER