病気と付き合いながら、元気です!
8月14日(日)
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
院長:8月30日(火)
お盆真っただ中
ご旅行に行かれたりとお出掛けされてる方が多いのではないでしょうか
というわけで、当ホテルは連日ほぼ満室状態が続いております。
みんなお友達いっぱいで楽しそうに大賑わいです
さて、今回は今もちょうどホテルで元気に過ごしてくれているチワワのTくんのお話です
Tくんは 初め、夜中に呼吸が荒くて苦しそうとのことで受診されました
レントゲン検査で肺に水が溜まってしまう肺水腫という状態になっていることがわかり、
その原因は心臓病でした。
心臓には血液が逆流しないでスムーズに流れるようにいくつか弁があります。
その弁の開閉が上手くいかなくなると隙間ができ、血液の逆流がおこります。
その状態が長く続くと心臓がどんどん疲れてきて上手く機能しなくなります。
心臓の機能が落ちると肺にも負担がかかり、肺に水が溜まります。
これが肺水腫です。
肺水腫は肺に水が溜まっている分上手く酸素を取り込めないので、呼吸困難に陥ります。
この状態は一刻を争います。対応が遅れれば亡くなってしまいます
呼吸が苦しい時、ワンちゃんたちは胸が圧迫されるため伏せようとしません。
なので、夜もずっと座ったままで眠ることができません
Tくんも病院に来た時はかなり呼吸が荒く苦しそうで、舌の色も悪く眠れていないようでした
即、ICUで酸素吸入を行い、肺の水を排出させ心臓の負担を和らげる治療を開始します。
連日たくさんの投薬にも頑張ってくれた結果、4日程で、TくんはICUから離脱し、呼吸も
穏やかになってゆっくり眠れるようになるまで回復してくれました『だいぶ楽かも
』
ただ、もちろんそれで完治!というわけではなく、心臓病というのは一生付き合っていかなければ
ならない病気です今後は再発しないようにたくさんの薬を飲み続けなければなりません
Tくんも最初は薬を飲むのが大嫌いで、あの手この手を使って投薬を試みていました
しかし、長い入院生活のためもあって、私たちにもだいぶ心を開いてくれるようになり、
今ではとても上手にお薬を飲めるようになりました
それ以降Tくんは再発することなく、たくさんのお薬を飲みながらも元気に過ごしてくれています
これからもまだまだ元気なTくんです
一緒に頑張っていきましょう
それでは今日はこの辺で・・・
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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital
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