中耳炎・内耳炎について【獣医師が7分で解説】
・頭をずっと傾けている
・口角や瞼の片方上がらない
・口を開けづらそうにしている
最近こういったことが増えていませんか?もしかしたら中耳炎・内耳炎を起こしているかもしれません。
今回は中耳炎・内耳炎について一緒に学んでいきましょう。
中耳炎・内耳炎とは?
中耳炎とは中耳(鼓膜、耳小骨、鼓室、耳管で構成されている領域)に発生した炎症のことで、中耳炎は外耳炎や内耳炎に波及することがあります。なので、皮膚の症状だけでなく神経症状を呈することもあります。
内耳炎は耳奥の内耳に発生した炎症のことで、神経症状を呈します。
原因は?
中耳炎の病態により原発性と続発性に分かれ、犬では慢性外耳炎によって起こることが多く、猫では鼻・副鼻腔疾患、炎症性疾患、腫瘍などで起こることが多いです。
症状は?
頭を振る、前足で耳をかく、耳痛、開口障害、耳漏などが認められます。
特に耳から膿っぽい耳垢が出れば要注意!
どんな検査が必要か?
耳鏡検査やオトスコープで鼓膜の穿孔を確認したり、X線で中耳内の軟部組織、液体、中骨変化を確認します。確定診断にはCT、MRIが用いられます。
治療方法は?
基本的に内科治療になり、オトスコープでの中耳内洗浄と抗菌薬の投与になります。残念ながら通常の外耳炎治療(点耳薬)では治りきらないことが多くなります。
しかし上記の内科治療で治らない場合や中耳/内耳内に腫瘍があったりする場合は、鼓室胞切開や耳道切除といった外科治療が必要になることもあります
中耳炎・内耳炎についての質問
まとめ
中耳炎や内耳炎は外耳炎と症状が似ているのに非常に治りにくい厄介な病気です。
ワンちゃんやネコちゃんが耳を痒いそうにしている時、ついつい「いつもの外耳炎かな?」と様子を見てしまうケースを多々見ます。
しかし、外耳炎を放置すると中耳/内耳炎に進行する場合や、それらの発見が遅れて大変な事態に発展することもあります!
ぜひ怪しい症状があればどんなことでも良いのでご相談にいらしてください!
