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右京動物病院ブログ

6月20日(日) ネコちゃんの皮膚病

カテゴリー: 診察 

6月20日

*******臨時休診のお知らせ*********
院長(平野)は完全予約制となりますので、ご注意ください。

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:27日(日)


こんにちは。獣医師の田中です。
長かった緊急事態宣言が終わりましたね。
1日も早く日常が戻ればいいのですが…
まだ油断はせずに、うがい手洗いなどの私たちができる感染対策は継続しましょう。
当院としても継続して感染症対策を行いながら日々診療を行ってまいりますので、安心してご来院ください。

今日のお話は、最近ネコちゃんで見つけた皮膚病についてです。

ある日、ネコちゃんのお腹あたりがすごく痒そうということで病院に来られました。
ネコちゃんでは痒みを起こす原因として一番多いのは、「アレルギー性皮膚炎」です。
このネコちゃんもアレルギー性皮膚炎かな?と思い、診察をし始めました。
しかし、いつもとは違う、違和感がありあました。
ネコちゃんたちの皮膚病の診断には“見た目”が意外と重要なのです。
アレルギー性皮膚炎は顔や首に症状が出ることが多いのです。
今回のネコちゃんはわきばらの部分に皮膚病がありました。

「アレルギー性皮膚炎ではなく、違う病気の可能性が高いかもしれない」と考えました。

続いて皮膚検査を行いました。バイ菌(細菌感染)やダニ(毛包虫、疥癬)は見つかりませんでした。
感染症ではないのかな?
まだ残っている考えておかないといけない怖い感染症がありあます。
それは、『皮膚糸状菌症』です。

それを調べるために特殊な検査を行いました。
ウッド灯という紫外線を出すライトで検査をします。すると、


こんなふうに光ります。
これは皮膚糸状菌症の特徴的な所見です。

その後、この光っている毛を外注検査に出したところ”Microsporum canis“が検出されました。



『皮膚糸状菌症』と確定診断しました。

治療は抗真菌薬が入ったシャンプーや塗り薬、抗真菌薬の飲み薬などで行います。

このカビはネコちゃんの毛を食べて増殖します。
家の外の土の中にいるカビなので、外出してしまうネコちゃんが移ってしまうことがあります。また、ノラネコちゃんに感染していて、接触した際に移されてしまうこともあります。
皮膚の見た目はこんな感じです。


輪っか状に皮膚病ができ、赤くなって、脱毛を起こします。

実は、この病気が怖いの理由はこれだけではないのです。
このカビは人間にも移ることがあるのです。😨

人間に移ると下のような皮膚病ができます。
また、子供の頭に移ってしまうと「ケルスス禿瘡」になってしまいます。
ネットで調べてもらうと写真が出てきますが、かなりショッキングな写真ばかりです。😱
お家での消毒はハイターなどの塩素系消毒液で掃除して、毛やふけをふき取ることが重要です。
ネコちゃんが完治した後も4カ月間はカビ菌が家の中に残ってしまうという報告もあるので、継続した掃除が必要となります。

ネコちゃんに痒みのある病気が見つかったら、こんな怖い病気が隠れているかもしれないので早めに病院にお越しください。
しっかりと診断し、治療してあげましょう。

それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪ 
kiyoaki@U-KYO-Animal Hospital


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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
 ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定

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