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右京動物病院ブログ

1月8日(金) リスクと向き合う心構え

カテゴリー: 診察 

1月8日(金)

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:1月10日(日)、24日(日)
デンタルセミナー:1月17日(日)

*******臨時休診のお知らせ*********

 院長(平野)完全予約制となりますので、ご注意ください。

*******獣医師の出勤日変更のお知らせ*********
國廣:月(AM)・水(PM)・木・金・土・日

小澤:月・火・水・木・日

*******分院SAGANO出勤日変更のお知らせ*********

1月20(水)は太陽・徳田はお休みになります

 

 

 

明けましておめでとうございます。SAGANO院長の太陽です。

決して明るい世の中ではないですが、動物病院として地域のためにできる事をしていきたいと思います。

どうぞ本年もよろしくお願いします。

 

今年も元旦に分院お向かいの斎宮神社に初詣に行って参りました。昨年病院を見守って下さったお礼と、今年も無事診療できます様にと少しお賽銭多めにお願いをしてまいりました笑

斎宮さんからみた分院です。このアングルからの分院が一番好きです。

 

そして昨日は健康診断に行って参りました。結果は後日届きますが、大きな問題はなさそうで何より。体重は11月と比べると8キロ増量 苦笑

少し減らそうか。。

下のレントゲン写真は猫のものになります。

一枚目が肥満、二枚目が正常

赤矢印で囲んだ部分は内蔵脂肪になります。

 

後腹膜腔(腎臓付近)にも大量の内蔵脂肪が蓄積されています。

人間だけでなく動物の肥満にもご注意ください。

 

今回の診療の話は抽象的になりますが最後までお付き合いください。

実は年末麻酔でワンちゃんを一頭亡くしました。

元気なワンちゃんでしたが、エコー検査で肝臓に大きなしこりが見つかったためCT撮影を実施した際です。

麻酔・検査は全て順調に進み、無事麻酔から覚めて元気に過ごしていました。麻酔から覚めて3時間ほど経って、徐々に呼吸が早くなり緊急処置を施しましたが助けることができませんでした。

経過と画像検査からはARDS(急性呼吸窮迫症候群)が疑わしく、実際救命率が極端に低い病態です。

今回は肺水腫や腹水が急激に進行しましたが、利尿剤をどれだけ投与しようが一滴の尿も排出されませんでした。

原因はCT撮影時の造影剤や純酸素吸入が考えられますが、一般的な造影剤アレルギーとは異なり、まず現場では遭遇することのない事態です。

自分の中でもショックはとても大きく、ご家族のお気持ちは想像を絶するものだと思います。

動物病院で診療していると、動物を大切にされているが故に、手をかけずに飼われている子より結果的に短命になってしまうというケースを稀にですが目にします。

そして手術にはリスクがつきものだと頭で分かっていても、実際遭遇するとごその現実をご家族は受け入れ難く、ともすれば獣医師の我々ですら手術を後悔しそうになるのが実際です。

少なくとも手術をしなければ今は生きてくれていたはずだと。

でも頭では手術に踏み切ったことが正解であったと理解はしているので、また同じ病態の子をみたら手術を勧めるのです。

頭ではなく感覚的にこのジレンマを皆さんと共有することは出来ないかと、一枚のスライドを作ってみました。

グレーのBOXの中から無作為に玉を一つ掴んできてもらいます。

青玉を引き当てれれば無事生存、赤玉だと、、

手術や麻酔検査に踏み切る事は左の大きなBOXから玉を一回だけ掴んでくる事と似ています。

無治療で病気を放置する事は右側の小さなBOXから毎年毎年玉を掴んでくる事と似ています。

実際は病気の種類や手術の難易度によって赤玉の数は変わりますし、無治療の場合の玉引き頻度が3ヶ月に一回になる事もあるでしょう。

でもこの図を見るとまだ寿命が残されている子の場合、左のBOXから一回だけ玉を引く事が確率論的には最善である事はわかりますよね。

もしこれまでに積極的治療に踏み切ったが故に、大切な命を亡くしてしまった方がこの記事を読んでらっしゃったら、

『決してその選択は間違いではなくその場でできる最善であり、あなたの様な飼い主に巡り会えてその子は幸せだった』

とお伝えしたいです。

結局獣医師の行動を正当化する陳腐な内容に思われるかもしれませんね。。

ただ決してご自身を責めないで頂きたいと思い今回の記事を書いてみることにしました。

ちなみに熟考の上、右の箱を選択されるのも素晴らしいことだと思っています。

大切な事はしっかり考えて答えを出す事。

獣医師の仕事は正確な玉の数、玉を引く回数を客観的にお伝えし、一緒に考える事だと思います。

そのために毎日勉強しています。

改めてTちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。助けてあげれなくてごめんね。

 

そして麻酔を無闇に怖がることのないよう申し添えておきます。

麻酔は正しく怖がる!

あくまでも今回はレアケースのお話をしましたので勘違いなさらないよう。。

 

(最近画像アップにできませんね。。ごめんなさい)

 

 

 

taiyo@U-KYO-Animal Hospital

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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
 ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定

 

 

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