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5月22日(日) 病気のお勉強シリーズ 〜膵炎〜

カテゴリー: 診察 
5月22日(日)

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
5月24日(火)終日
 ・・・は学会出席の為、院長が不在となります。
病院は通常通り診察しておりますので、宜しくお願い致します。

いよいよ暑い毎日がやってきましたね
熱中症対策はバッチリですか?
お散歩は涼しい時間に
アイスノンを首に巻いてお出掛けするのもいいでしょう 

さて、今回は”膵炎”という病気についてのお話です
消化器のひとつである膵臓が炎症を起こすことによって、お腹が痛くなったり、吐いたり、
下痢したり、食欲がなくなったりします。
原因はいろいろ言われていますが、動物では変なものを食べちゃったり、いつもと
違うものを食べたりすることで引き起されることが多いです。
人の食べ物や油っぽいものは特に注意が必要です
ジャーキーをたくさん食べたために膵炎を発症した子もいました
その他にも過度なストレスによって膵炎を引き起こすことがあります。
例えば、ホテルにお預けした後や病院で入院した後など、「帰ってきてから吐いてばっかりです」
と言って連れて来られる方もいました。

膵炎は程度によってさまざまですが、重篤化すると命に関わってくる恐ろしい病気です
早期発見、早期治療で重篤化することを防ぐことができます
診断するには血液検査や超音波検査が必要です。
スナップcPL ⇒膵炎を調べるための血液検査キットです

BlogPaint ⇒赤く囲っている所が炎症を起こしている膵臓です

治療法としては、炎症を起こしている膵臓の循環を良くする為に、基本点滴が必要です。
その他に吐き気止めや痛み止めの薬を投与します。
元気食欲が全くない場合は入院しての治療が必要になります。
状態が改善して点滴などの治療が不要になった後でも、膵炎は再発することが非常に多いので、
その後も長期的に低脂肪食を食べ続ける必要があります。

当院ではちょうど1週間くらい前から、トイプードルのG君が膵炎の治療のために
連日点滴で通院してくれています。
初診時はなんとなくいつもの元気がなく、ご飯を食べず吐いているとのことでした。
血液検査で膵臓の数値が高く、膵炎の検査キットでも陽性反応がでました。
G君は日頃からグルメなワンちゃんで、その日もジャーキーをたくさん食べたということでした。
オーナーさんと相談した結果、連日の点滴治療をすることとなりました。
徐々に元気も回復して吐くこともなくなりましたが、グルメなG君はなかなか療法食の
低脂肪食を食べてくれません
ただ連日の点滴のおかげで、徐々に膵臓の数値も下がり、G君のいつもの元気が戻ってきました
あとは再発を防ぐ為にも日頃の食事内容の改善が重要です。
はたしてG君はジャーキー離れできるのか
一緒に頑張っていきましょう

 

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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital

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