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右京動物病院ブログ

3月1日(金) うさぎの泌尿器疾患

カテゴリー: 診察 

3月1日(金)

*******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:3月9日(土)、15日(金)、23日(土)、29日(金)
デンタルセミナー:3月10日(日)

*******獣医師の臨時休診について*********
院長:3月3日(日)、5日(火)、9日(土)、10日(日)、12日(火)、26日(火)
百石:3月24日(日)
廣畑:3月26日(火)、27日(水)、28日(木)、29日(金)、30日(土)、31日(日)
三浦:3月3日(日)、10日(日)
國廣:3月8日(金)

こんばんは、獣医師の國廣です。
最近気温が上がりだし、春の陽気になってきました。季節の変わり目で体調を崩してる方もちらほら。
そんな私は体調こそ崩さないものの、花粉にやられております。
ビタミンCのサプリなんかを飲んだりしてますが、症状はだいぶましな気がします!
体が資本の仕事なので、体調管理や生活の見直しをしっかりしていきたいです。

先日約1年ぶりに父親に会い、河原町で蟹をごちそうになってきました。
父親は仕事の都合で香港に単身赴任をしているんですが、
向こうにはおいしい日本食があまりないらしく・・・、そして非常に高いようです。笑
昼から日本酒を飲み、贅沢なランチをさせていただきました。

社会人になって父親とゆっくりお酒を飲むというのも
非常に良いですね。
今度はぜひごちそうしてあげたいです。


ではでは、本日の症例は6歳うさぎのMちゃんのお話。
主訴は「おしっこが茶色く、粘り気がある。」とのことでした。
実際に診察室でも茶色いおしっこをぽたぽたと垂らしていました。実際の尿の写真がこちら。

尿検査では特に結晶や細菌は認められませんでした。
続いてレントゲン検査を行うとびっくり。

上の写真のように膀胱が真っ白に写っていました。
これはうさぎで多い「高カルシウム尿症」という病気で見られる所見です。
原因としては
・食事中のカルシウム含量の高さ
・水分摂取量不足による尿の濃縮
・排尿異常による膀胱内尿の残留
が考えられています。
今回のMちゃんは食事に小松菜を食べており、1つ目の原因が主に考えられます。

症状としては
・泥状尿の排出
・排尿困難
・頻尿
・尿やけ
などが多くみられ、排尿困難が重篤で長期になると食欲不振や活動生の低下につながる恐れがあります。
Mちゃんは排尿困難以外の症状があてはまっていました。

治療としては
まずは食事の見直しをし、できるだけカルシウム濃度の低い食事に変更すること。
あとは水分量を増やす工夫や点滴により尿量を増やすこと。
などがあります。
細菌などの二次感染が起こっている場合は、抗生剤の投与、
血尿や膀胱炎がひどければ、止血剤などを投与する場合があります。

うさぎをはじめ、エキゾチックアニマルの診察は専門病院と比較すると少ないですが、
できるかぎりの対応をさせていただけたらと思いますので、
気軽になんでもご相談ください。

それでは今日はこの辺で・・・ 
出来ましたら、拍手をお願いします♪
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KUNIHIRO@U-KYO-Animal Hospital

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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
 ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定 

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