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右京動物病院ブログ

5月25日(金) 眼の病気と思ったら・・・

カテゴリー: 診察 

5月25日(金)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
平野:5月26日(土)午後 
廣畑:5月31日(木)

こんばんは、獣医師の國廣です。
最近暑くなったり、寒くなったりと気温の変化が激しいですねー。
体調を崩している人も院内でちらほら見受けられます😣
来週から6月に突入し梅雨が始まりますので、余計に体調管理をしっかりしていきましょう!
ちなみに去年の近畿の梅雨入りは6月20日ごろで、今年はそれよりも早い予想が出ていました🤔


ではでは、本日のテーマは11ヶ月チワワのSちゃんについて・・・
Sちゃんの来院理由は「瞼にできものができた。」というものでした。
年齢も若いこともあり、初めは抗生剤入りの眼軟膏で様子をみてもらうことにしました。
そして数日経っても全く改善しないということで再び来院されました。
その時の写真がこちら。

瞼が赤く腫れ、目やにもたくさん出ていました。本人も痒いのかとても気にして掻いているようでした。
眼の他にも「足をかばうような歩き方をする。」という症状も出ており、これは何かおかしい・・・と思い、
免疫系の血液検査を行いました。
すると陽性で引っかかってきたものが1つ、それは「リウマチ因子」でした。
人間の病気でも聞いたことがあると思いますが、「関節リウマチ」という病気の診断に用いられる検査です。
犬では「関節リウマチ」にかかっている犬の20〜70%が陽性結果になると言われています。

「関節リウマチ」とは、自己免疫が関係してくる全身疾患で、びらん性関節炎の1つです。
「びらん性」とは、骨が破壊されたためにレントゲン検査で骨が虫食い様に見える状態を指します。
この「びらん性」が「関節リウマチ」の特徴的な症状になります。
原因は現在の研究では詳しいことが分かっていませんが、おそらく環境因子と遺伝因子の2つが関わっていると考えられています。
発症は中年齢の小型犬に多いとされており、ミニチュアダックスフンドやチワワが好発犬種となっています 。

今回のSちゃんはレントゲン検査を行っても「びらん性」の所見はありませんでしたが、全身的な免疫の異常が起こっていることは間違いありませんでした。
そのときに用いられる治療法は免疫を抑制する薬になります。一般的にはステロイド剤が最も使用されます。
ステロイド剤は普段炎症を抑える目的で使用されますが、用量を増やすと免疫を抑制する効果があります。
実際にSちゃんもステロイド剤を使用すると

眼の腫れがずいぶん収まり、足をかばうような症状もなくなりました。
現在Sちゃんは他の免疫抑制剤を併用することで、ステロイド剤の用量を減らしているところです。
発症して3ヶ月程経ちますが、現在は元気にしています。

ただ「関節リウマチ」は根本的な完治がない病気なので、いつまた再発するか分からないというのが現状です。
今後もよく経過を観察しながら、治療を続けていきたいと思います。

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KUNIHIRO@U-KYO-Animal Hospital


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