予防医療(ワクチン、避妊・去勢) 高度医療(CT検査、腹腔鏡、整形、ヘルニア) トリミング ペットホテル デイケア リハビリ 各種セミナー(しつけ教室)

右京動物病院ブログ

1月22日(火) 問題は腸にあり!

カテゴリー: 診察 

*******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:1月25日(金)
デンタルセミナー:1月27日(日)

*******獣医師の臨時休診について*********
百石:1月26日(土)、27日(日)
國廣:1月25日(金)、26日(土)

こんにちは。獣医師の廣畑です。
今日は低アルブミン血症についてお話したいと思います。

アルブミンは肝臓で作られるタンパク質です。
そして、数多くある血漿タンパク質の中で最も量が多いタンパク質です。
アルブミンは主に
①血管内に水分を保持し、血液を正常に循環させるための浸透圧の維持
②栄養・代謝物質の運搬
という役割を担っています。

なので、血液中のアルブミンが低いと血管内から水分が漏れ出てしまい
お腹に水が溜まってしまったり(腹水)、胸に水が溜まったりします(胸水)。
このように身体中に余計な水分が溜まってくると浮腫が生じてきます。

血液中のアルブミンが少なくなってしまう低アルブミン血症が起きてしまう
原因は主に
①低栄養・飢餓
②肝機能障害によるアルブミン産生の低下
③臓器(腎臓・腸)からの漏出
④重度の炎症
などが挙げられます。

今回紹介するワンちゃんは血液検査で重度の低アルブミン血症が認められ、
肝臓・腎臓の機能検査を行いましたが結果は正常でした。
これらの結果から腸の問題が原因で低アルブミン血症が起きていると考え、
内視鏡検査を行うこととなりました。
術前の超音波検査で下の写真のようなものが確認されました。

これは腸管を映し出しているのですが、赤矢印で示した部分が異常所見です。
腸リンパ管拡張症という病気の場合、赤矢印のような白い線が見えてくる場合があります。

内視鏡検査においても腸リンパ管拡張症を疑う所見が得られました。


腸の内部は写真のように白い結節状のものが無数に認められました。
典型的な腸リンパ管拡張症ではこのような所見が認められます。
腸生検を行い病理検査に出したところ、やはり腸に問題が認められるという事でした。
それ以降は腸に対する治療を行い、現在アルブミンの数値は正常な状態をキープできており
ワンちゃんも元気一杯に過ごしています。
いろんな検査があり大変だったと思いますが、よく頑張ってくれました!


・。_それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪

K.HIROHATA@U-KYO-Animal Hospital

⭐︎インスタ始めました⭐︎ 
京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
 ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定 

2019年5月
« 4月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
Facebook Auto Publish Powered By : XYZScripts.com