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右京動物病院ブログ

8月14日(月) 台風近づいていますね🌀

カテゴリー: 未分類 

8月14日(月)

*****セミナーのお知らせ(本院)*********
パピー教室:8月20日(日)、27日(日)
デンタルセミナー:8月19日(土)、26日(土)

*****本院からのお知らせ*************
2022年5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは!獣医師の二股です。
台風が近づいてきているそうで今後の動きが気になりますね🌀
お盆期間、分院は通常通り開院していますので
診察、薬の受け取りなどご希望の方は台風の影響がなければご来院ください🍉


今日は皮膚にできた腫瘍のお話です。
皮膚の出来物があそんでいる際に潰れて出血しているとのことで来院されたわんちゃん。
小さな出来物でしたが検査してみると肥満細胞腫という悪性腫瘍でした。

 


肥満細胞腫とは、肥満細胞という細胞が腫瘍化したがんであり、犬の肥満細胞腫は全て悪性腫瘍に分類されます。
局所浸潤性が非常に高く、再発の多い厄介ながんです。

根治を目指す治療方法は早期発見、早期手術になります。
できるだけ腫瘍の小さいうちに、正常組織も含めてがん細胞の取り残しがないように大きく切除することが重要になります。

細胞診(針で細胞の内容物を吸引し、顕微鏡でみる)で容易に診断することができます。
今回のように、写真のような顆粒を持った細胞が特徴的です。





腫瘍の形態はさまざまで、どれだけ小さくても、一見ニキビのような悪性には見えないものでも肥満細胞腫の可能性が充分あるのが怖いところです。
悪性度も様々でゆっくり大きくなってくるものから急速に増大して肝臓、脾臓など内臓に転移するものまでと幅広くみられます。
転移がなくても手術不可能な場所であったり、悪性度が高ければ術後抗がん剤治療が必要になることがあります。


肥満細胞とは炎症や免疫に関わる細胞です。
細胞内にヒスタミン、セロトニン、ヘパリンといった生理活性物質を含んだ顆粒が沢山あります。
激しく触るなど、機械的な刺激によりヒスタミン顆粒が放出され、腫瘍周囲が腫れたり赤くなったり(ダリエ徴候)、ひどければ血圧低下や嘔吐など急性の全身症状を引き起こすことがあります。
ヒスタミン放出による胃十二指腸潰瘍を認めることもあります。

ちなみに、、、猫の皮膚にできる肥満細胞腫は犬とは違って穏やかな経過を辿ることが多く、
脾臓、消化管といった他の臓器に病変がなければ、外科手術のみで良好な予後が得られます。


内臓の疾患に関してはエコー、レントゲンなど病院での検査がないと判明は難しいですが、
皮膚にできた病気に関しては飼い主様が自宅で発見されるケースがとても多いです。
早期発見が根治治療につながるのでおや?と思うことがあれば早めにご相談ください。

 

 

それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪

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