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右京動物病院ブログ

1月14日(火) アロマで復活!

カテゴリー: 診察 


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こんばんは。獣医師の三浦です。

早速ですが皆さま、「前立腺」という臓器はご存知でしょうか?
オス特有の臓器で、膀胱のすぐ後ろに存在します。
精液の一部を分泌するのですが、この生理作用は男性ホルモンにより維持されています。
そのため、去勢をした場合はほとんど問題となることはありませんが
去勢をしていない子では、このホルモンの影響により
高齢になって前立腺肥大や前立腺炎などの病気を起こすことがあります。

9歳のDちゃんも、前立腺のトラブルを起こしてしまいました。

エコー写真はこちら。

黒くなった嚢胞のような部分が確認されます。

ちなみにこちらは、初期の写真です。

この時も正常ではないのですが、明らかに、嚢胞の部分が大きくなってきています。
嚢胞を穿刺して吸引すると、乳白色の膿が出てきました。

ずっと体調が悪かったDちゃん、数日間確定診断が得られず対症療法を行なっていたのですが、
この結果から「前立腺膿瘍」という診断が得られました。

前立腺膿瘍とは、尿道からの感染による化膿性炎症が原因として起こるとされます。
病態は慢性的・長期的に進行し、膿瘍が破裂してしまった場合は死に至ることもあります。
Dちゃんも炎症所見がずっとなくならず、食欲がなくなっていました。
前立腺による圧迫のためか、後肢には浮腫みも出ていました。

治療法は、抗菌薬の投与が内科療法として一般的ですが、
前立腺の中まで作用が届きにくいというのが問題です。
嚢胞内に直接抗菌薬を投与する方法も、再発を繰り返すことが多く
内科療法で効果が得られない場合は外科的に膿瘍を切開する方法が勧められます。
しかし手術をしても合併症が多く、残念ながら死亡率は30~50%という報告もあります💦

そんな中、Dちゃんが選択した治療は、ティーツリー精油(アロマオイル)を使用するもの☝
ティーツリー精油には抗菌作用や抗炎症作用があり、
人でも皮膚の感染症などで使用されることがあります。
そして犬の前立腺膿瘍でも効果が認められています。
精油そのものにアレルギーがないかどうか確認した後、
嚢胞内の膿をできる限り吸引し、同じ場所に医療用のティーツリー精油を注入しました。
すると、ずっと下がらなかった炎症の数値がたった1週間で正常値に戻りました!
食欲も少しずつでてきて、
3週間後の再検査では嚢胞内に液体は溜まっていたものの、感染は消失していました👌

そして先日、体調が整ったところで再発防止のために去勢手術を実施しました。

ようやくトリミングもできてスッキリです😊
今後も継続的な管理が必要かもしれませんが、
危険な状態を脱することができて良かったです。

Dちゃんほど重症化することは珍しいですが、
前立腺疾患は去勢をすることによって予防できます。
去勢手術を受けるかどうか悩まれる方も多いですが、病気の予防という意味ではとてもお勧めです。
手術を受けられていない方は、今一度ご検討くださいね。

 

それでは今日はこの辺で・・・

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R.Miura@U-KYO-Animal Hospital

 


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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
 ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定

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