右京動物病院

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右京動物病院ブログ: 診察

2月14日(火) 食べてしまった・・・・

カテゴリー: 診察 

2月14日(火)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
 平野:2月19日(日)、21日(火)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。


今日はバレンタインデー、、、
私には無縁のバレンタインデー、、、
このブログがアップされている頃には、
セミナーを受けている最中だと思います( ̄∠  ̄ )ノ

お家で飼っているワンちゃん・ネコちゃんが
何か変な物を食べてしまったというのはよく聞く話ですが、
今日は約10㎝程のボールを丸飲みしてしまったという
ゴールデンレトリーバーのDちゃんのお話ですΣ(`□´/)/

Dちゃんはこれまでにも何回かボールを丸飲みしてしまうことが
あったそうです(((( ;゚д゚)))
ただし、その時は飲み込んだ直後にボールを吐き出していたので
事なきを得ていました
しかし、今回は飲み込んでから5回ほど嘔吐しているものの、
ボールは出てこないということです(T_T)
これは心配ですね、、、

検査でレントゲン写真を撮りました。
その結果がこちら。
unnamed


見えにくいと思いますが、確実に胃の中に何か写りこんでいます、、、
これがボールです(´;ω;`)
このボールを取り出すために、午後の診察終了後に
内視鏡手術を行いました。
胃カメラを入れると、
IMG_3638

ありました!ボールです!
あとはボールを掴んで、引っ張り出すだけヽ(TдT)ノ
が、これがなかなか上手く行きません
胃の入り口にボールが引っ掻かってしまうのです(´;ω;`)
何回か試しましたか無理でした

そこで胃切開を実施しましたΣ(=゚ω゚=;)
大型犬ということもあり、大変な手術になりました。
胃にメスを入れ、ボールを取り出しました。
IMG_3658

IMG_3655

IMG_3661

内視鏡で取り出すことができていれば、
次の日には退院できていたのですが、
胃切開となると、身体への負担が大きいため
数日間の入院が必要です(ρ゚∩゚) グスン

次の日の朝、Dちゃんは尻尾を振り振りして
出迎えてくれました(。・ω・)ノ゙
その元気さには驚きました(′∀`)

日に日に元気を取り戻していくDちゃん!
人懐っこさにスタッフ皆がメロメロになりました(^∀^)
4日間程入院した後、無事に退院していきましたヾ(´ω`=´ω`)ノ
Dちゃん、もう変な物は食べないでね!( ・Д・) 

それでは今日はこの辺で・・・ 
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2月13日(月) 皮膚病合宿、敢行!

カテゴリー: 診察 
2月13日(月)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
 平野:2月19日(日)、21日(火)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。

10日から百石先生が風邪で寝込んでしまい、
多くの患者様にご迷惑をおかけしました。
本人は少しずつ回復してきております。 
申し訳ございませんが、暖かい目で見守り下さいます様お願いします。

普段の忙しさはもちろんですが、
愛犬アムロの病気発覚、手術、治療と大変な日々が続きましたから、
疲れがドッと出てしまったんでしょうね。
私も含め、今後は自身の健康管理にも気をつけていかなければならないなと再認識致しました。
よいっても今晩も診療後に緊急手術ですが。。。
ワークライフバランス、大事ですね。

さてさて本日は手術の症例ではなく、皮膚病についてです。

IMG_3591
シーズーの男の子で、もともとアトピー性皮膚炎や脂漏症が根底にありました。
きっちりと治療出来ているときは、うまく皮膚病もコントロール出来ていたのですが、、、
家が引っ越ししてしまって、なかなか病院に来る事が出来なくなってしまっていました。

その間に、、、
IMG_3590IMG_3598
IMG_3597
皮膚には酵母菌や細菌が住着き、皮膚は長期慢性の炎症によって苔蘚化(たいせんか)を起こしています。いわゆる象皮のような状態ですね。
また自宅では食事管理や投薬管理、薬浴管理がなかなか難しいとの事。

このままでは皮膚は取り返しのつかない状況になってしまう。
そこで、「3週間程病院でお預かりして、きっちりと治療しませんか?」と提案しました。 
もちろん何か入院するような重病がある訳でもありません。
ですので、「入院」という感覚ではなく長期の「ホテル」感覚でスタッフとお散歩や遊びも取り入れつつ、
出来る限りストレスなどがかからないように快適に過ごしてもらえるようにお預かりする事となりました。 
いわゆる「皮膚病合宿」ですね。
皮膚のターンオーバーがおよそ3週間程のため、それくらいの期間を今回は設定しました。

その間は
「毎日の耳掃除と点耳薬投与
「2〜3日に1回の薬浴治療
「毎日の確実な投薬
「皮膚に合わせた療法食
 
を徹底的に行っていきます。

そして3週間後の合宿終了日には・・・
IMG_3706
お顔周りの毛もスッキリカットしてもらって、凛々しい顔つきに。
IMG_3705 IMG_3712
IMG_3710
背中やお腹の皮膚もかなりキレイになりました。
脱毛し黒ずみ分厚くなっていた皮膚は、発毛してピンク色に戻っています。
そして何より、本人に痒みが一切なくなりました。

また病院で楽しく厳しい?生活を過ごしたお陰か、
お薬もご飯に混ぜると自分でしっかり飲んでくれるようになりました。
これで自宅での治療もだいぶ楽になるでしょう。

このように慢性化してしまった皮膚 病でも
徹底的に状態に合わせた治療を行えばかなりの改善が認められます。
当院ではこのようにお預かりしての皮膚病治療も可能です。

シャンプーを2〜3日に一回、毎日の耳掃除などお忙しい方にとっては
正直しんどいと思います。
そんなときは是非病院にご相談下さい。

院長

それでは今日はこの辺で・・・・ 
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2月5日(日) 大事件…(>_<)...

カテゴリー: 診察 
2月5日(日)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
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 平野:2月19日(日)、21日(火)
 百石:2
月7日(火)
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診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。


新しい年が明けて、もうひと月が過ぎました
年明け早々、私事ではありますが、最愛のアムロの身に大事件が起こりました

ある日、健康診断のため超音波検査をしていると、、、
なんと、肝臓に大きな腫瘍を発見してしまったんです
それまでにも定期的に検査をしていたので、突然の発見に目を疑いました
精査のためすぐさまCT検査を行い、肝臓の外側左葉に5cmほどの腫瘍があることが確認されました。
腫瘍には動脈血管が入っており、破裂すると致死的ということでした。
アムロはというと、いつもと変わりなく食欲元気もあり、それが唯一の救いでした
手術に向けて段取りを組み、1週間後に手術することに決まりました。
しかし、検査の翌日、アムロの様子がなんか変、、、
立ったままあまり動かず、名前を呼んでもしょんぼりして、小刻みに震えています
なんかおかしい…
すぐに超音波検査をすると、、、
なんと、お腹の中で腫瘍が破裂し出血していることが発覚しました
破裂したら致死的だと聞いていたので、この時ばかりはさすがに手が震えました
アムロの命が…
涙が止まりません
しかし、そんなことは言ってられません。
なんとしてでもアムロを助けないと
すぐさま輸血を行い、止血剤の注射で出来る限り腫瘍からの出血を止めます。
もちろん完全に止まりきるわけではないので、予定を前倒しにして緊急手術をすることになりました。
IMG_3224 アムロ頑張って

いざ手術スタートです。
なるべく出血をさせないように電気メスを使いながら開腹していきます。
大きな腫瘍が出てきました。
IMG_3548
超音波破砕吸引装置を使って、肝臓を切除していきます。
肝臓は血管の豊富な臓器であるため、慎重に慎重に…
IMG_3558
肝臓の外側左葉を全部切除しました。
ほとんど出血することもなく、無事切除完了です。
閉腹し、覚醒させます。
腫瘍が大きいため、傷口もかなり大きくなりました。
IMG_3225

術後は痛みの緩和のため、いくつも痛み止めの注射をしました。
術後2日目、ようやく動けるようになり、なんとかご飯も食べてくれました

1週間後、病理検査の結果、肝臓の血管肉腫という悪性腫瘍であることがわかりました。
なんとか手術で一命はとりとめましたが、 残念ながらあまり長くはないということです
とてもとても悲しい結果でした。
これから私がアムロにしてあげられることはなんだろう…
初めはただただ悲しくて泣いてばかりいました。
しかし、獣医師である私がそんなこと言ってられません。
少しでも長く私と一緒にいられることをアムロは望んでいるはずです。
知り合い の先輩先生方にもたくさんのアドバイスを頂き、アムロにあった最良の治療を模索しました。
抗癌剤治療や免疫療法、、、その治療による副作用などでもっと体調が悪くなってしまうかもしれません。
どんなことがあっても私が守ってやる!!
そんな気持ちで日々、私はアムロと生きています。

病気が見つかった時はただただ悲しくて、どうしてアムロに…
なんてついてないんだろう…と思うばかりでした。
しかし、実際今回の出来事を思い返してみると、たまたま健康診断で腫瘍が発見でき、すぐに検査、手術まで行うことができて、今アムロが元気にしてくれている、、、
とてもついているんじゃないか
何もわからないまま腫瘍がもっと大きくなり、知らない間に破裂して命を落としてしまっていたかもしれない、、、
なんてことを考えると、すべてのタイミングが上手くいってるんじゃないか、、、
そのようにふと思えてきました
アムロはついてるんです

辛いこと、悲しいこと、これからいろいろあると思います。
何があっても乗り越えていかないといけません
今病気と闘っている子たち、そしてそのご家族の方たち
全力で一緒に頑張っていきましょう
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1月31日(火) バタバタでした、、、

カテゴリー: 診察 
1月31日(火)

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 平野:2月2日(木)、19日(日)、21日(火)
 百石:2
月7日(火)
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2017年となり早くも1月が終わり、明日から2月ですね!
今年の年明けは慌ただしかったのを思い出しますΣ(・ω・ノ)ノ

私の仕事始めは1月2日でした。
3日程前から元気と食欲が無いという四国県のHちゃんが来院。
血液検査、エコー検査を進めていった結果、子宮蓄膿症であることが判明
お預かりして入院する運びとなりました(TДT)
IMG_3369

Hちゃん、体調悪いのが表情に現れていますね(´;ω;`)

全ての診察業務が終わり、そのまますぐに手術へと移りました!
IMG_3377
IMG_3395

お腹の中で子宮はこんなにも膨れ上がっていました
膿が溜まった子宮を摘出し手術は無事に終了(。・ω・)ノ゙

Hちゃんはそのまま数日間入院となりました。
入院中、少しずつ元気を取り戻していったHちゃん (*´∇`*)
食欲も戻り ご飯を完食できるように!
退院時に飼い主の方と再会したときには、
尻尾を振り振りで上機嫌になり帰っていきました(o^∇^o)ノ

数日後、Hちゃんの抜糸のため往診へ!
Hちゃん元気にしてるかドキドキ(*´Д`*)

ピンポーン(・∀・)

目が合うとHちゃんは物凄い勢いで駆け寄ってきてくれました(^∀^)
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頭をスリスリしてくれて、その可愛さに癒されました(o^∇^o)ノ
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顔も手術前とは明らかに違います! (´▽`)

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入院中お世話になった看護師さんにお礼を言うHちゃん(●´ω`●)
年明け早々手術を頑張ってくれ、元気になりました!!!('▽'*)ニパッ♪

ドタバタで始まった2017年も頑張っていきますので、
皆さんどうぞ宜しくお願い致しますヾ(´ω`=´ω`)ノ
 
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1月29日(日) 臨時休みの院長は何をしてるの?

カテゴリー: 診察 
1月29日(日)

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それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
 平野:2月2日(木)、19日(日)、21日(火)
 百石:2
月7日(火)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
診療は通常通りおこなっておりますので、どうぞご了承ください。

今年の冬は寒さが例年より厳しく感じます。
私だけでしょうか?
雪もいつもより降る日が多いように思います。

でも、雪で困っている人たちに失礼な話ですが、
あまり普段雪を見ることがないので、大雪になると少し楽しいです。
別に雪合戦をするわけでもないのですが、なんだかワクワクしてしまいます。

そんな中、病院のキレイな雪景色の写真が撮れました。
 IMG_2160
どうでしょう?
iPhoneですが、なかなかキレイに撮れたように思います。 
ただ古いiPhoneなのでそろそろ新しいのには変えたいと思っている今日この頃です。

さてさて、そんな話は置いておいて、
「最近、日曜日に臨時休みをいただく院長が何をしているのか?」
を少しお話しします。

月に2回ほどお休みをいただいてしまい、
私の診察を受けられている方には申し訳ないのですが、
遊びに行っているわけではありませんのでご安心を。

現在、大阪の循環器認定医の先生のもとで「心臓外科チーム」に所属しています。
心臓外科とはその名の通り、心臓を手術することです。
昔では小さな動物に、そんな治療は不可能だろうと考えられていました。
しかし偉大な先人達によって、現在では少しずつでは確立された治療になりつつあります。
といっても、日本で手術できる病院は5本の指で数えられるくらいでしょうが。
もちろん京都にもそんな施設や先生はおりません。

そして、そのチームで月に2度ほど日曜日に心臓手術を実施しているため、
私も参加させていただいています。
実際に助手の立場で手術に立ち会っていますが、
常に命と隣り合わせの現場で一瞬たりとも気が抜けません。
まさに医龍の世界ですね。

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このように体重も約2~3キログラムくらいのチワワなどの小型犬を手術することが多いです。
00 30
人間同様に人工心肺装置というものを使って、
心臓を止めて手術していきます。
もちろん心臓も小さくて、術野は目で見えないほどです。
しかも一歩間違えれば死につながる緊張の連続です。

IMG_2073 (1)
そのため何人もの獣医さんや看護士さんが集まって、
一つのチームとなって一人の子を治すために頑張っています。

心臓病とくに小型犬の僧帽弁閉鎖不全症は進行していく不治の病です。
今までの治療では投薬によって、進行を遅らせることしかできませんでした。

しかし現在では手術によって、完治や減薬が期待できます。
もちろんリスクの高い手術でもあるため、皆が皆適応というわけにはいきませんが。
そして近い将来心臓病も治る病気になるはずだと信じています。

このように現在は心臓病手術のために月に数回大阪に行っています。
そのため院長の臨時休みが増えてしまって申し訳ありませんが、 
一つでも多くの小さな命を救うために頑張っていますのでどうぞご理解ください。

そして心臓病で困っているワンちゃんはいつでもご相談ください。
「治らない病気が治るように」
常に新しいことを勉強しながら日 々の診療に励みたいと思います。

院長 

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1月22日(日) キャットドックで一安心(^_^)//☆

カテゴリー: 診察 
1月22日(日)

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 百石:1月29日(日)
 廣畑:1月21日(土)
学会・勉強会参加のため、上記の通り獣医師不在の日がございます。
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毎日ほんと寒いですね
みなさん風邪ひいたりしてないですか〜?
こんな寒い日が続くと、ワンちゃんネコちゃんたちもお腹をこわしたり、体調を崩してしまう子が多いですね 
み〜んなお身体にはお気を付けて、寒さを乗り越えましょう 


さて、今回登場してくれるのは右京動物病院のアイドルの一人、猫のGくんです
Gくんは先日、全身のトータル健康診断つまり、人間ドックならぬキャットドックを受けました
その一日の流れを追ってみましょう。
とても緊張しぃでシャイなGくんは、朝お預かりしてからはなんとなく落ち着かない様子 
IMG_3583「何されるのかにゃ〜〜ん

まずは身体検査で、全身をくまなく見て触って異常がないかチェックします
IMG_3579「なんだなんだ〜

続いて目、耳、鼻、口の中、心音…とにかく全部みます
IMG_3578「眩しいにゃ
IMG_3574「ドキドキ…

次は血液検査です。
Gくん採血もお手の物めちゃくちゃお利口さんでした
IMG_3584「ガチガチ…

つづいて…レントゲン検査です。これまたお利口
IMG_3577「身体が伸びる〜

最後に超音波検査です。
IMG_3575「もう疲れたにゃ
長い検査だったためか、超音波検査中Gくんはうとうとしてました
だいぶリラックスはしてくれたようですね

他には持参して頂いたオシッコとウンチで尿検査と糞便検査も行います。

一日がかりですが、全身しっかりみる事ができます。

今年で9歳になるGくんは、今回でキャットドックを受けるのが2回目になります。
検査の結果は…特に大きな異常はなしとのことでした

実はGくん以前の検査で腎臓の数値が高く、定期的に皮下点滴にずっと通ってくれているんですが、その甲斐あって今回の検査ではなんとすべて正常値になったんです
これには飼い主さんも大喜びでした
Gくんお疲れ様でした
IMG_3580「ありがとにゃ〜

高齢になってくると、やはり何かしらの病気が見つかってくることが多いです。
しかしそれが早期発見、早期治療ができれば、上手にコントロールすることができるものもあります
ただいま患者様限定の、スケーリングもついたペットドックが割引でできるキャンペーンも行っていますので、気になる方はまたご相談ください



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1月15日(日) やっぱり検診って大事ですね

カテゴリー: 診察 
1月15日(日)

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こんばんは。
寒い日が続きますがお変わりありませんか?
大寒波が日本列島を訪れていたようで、この週末は本当に凄い寒さでしたね。

そしてこの2日間はセンター試験が行われていました。
全国の受験生の皆さん、お疲れさまでした。
私がセンターを受けたのももう10年以上前の話になります。
その当時も大雪で、しかも風邪をひいてしまい・・・39度の高熱で受験に臨んだのを覚えています。 
でも結果的に大学には合格する事ができて、現在も獣医を仕事にする事が出来ました。
受験生の皆さんも自分の夢に向かって諦めず頑張って下さいね。

さてさて前置きが長くなりましたが、
今日は脾臓腫瘤のお話です。
脾臓のできものとして多いのは血管肉腫と血管腫とよばれる腫瘍です。
どちらにせよ大きくなり過ぎると破裂を起こしてしまうため注意が必要です。

今回はたまたま検診で見つかったお陰で、大事に至る前に治療する事ができました。 
マルチーズのわんちゃんですが、もともと心臓病の検診で来院されました。
そこで胸のレントゲンを撮影すると・・・
ラム
少し心臓が大きくて、肺野の後葉と言われる部分が白い事が分かります。 
しかし心臓ばかり見るのではなく、周囲にも目を向けてみると・・・
BlogPaint
赤丸で囲った部分に何か丸いものが写ってきていました。
エコー検査でさらに細かく確認すると・・・
ラム2
脾臓にできものが出来ている事が分かります。
ピンポン球くらいでしょうか?
マルチーズの身体にしては、そこそこ大きなデキモノです。

心臓病という事で通常の麻酔よりもリスクは高いですが、
このままでは心臓病も進行していずれ手術が出来なくなってしまうかもしれません。
しかもデキモノが破裂してしまえば緊急事態です。
飼い主さんとも相談した結果、手術をする事となりました。

心臓をお薬でうまくコントロールしながら手術に向かいます。
IMG_3462 IMG_3470
最小限の切開で開腹したあと、そーっと脾臓を傷つけない様に取り出してきます。
脾臓には多くの血管が走っていますので、それらをソノサージで凝固切開していきます。

IMG_3473
無事にとりきれました。
癒着等もなかったため、手術時間は15分ほどでしょうか?
ソノサージも使用した事によって、最短の手術時間で終わりました。
これで心臓の負担も最小限になります。
あとは病理検査を待つばかりです。

このように何かの検査でたまたま見つかったデキモノを見ると
いかに普段から検診を受ける事が大事か分かります。
この子の場合は心臓病の検診がなければ気付けなかったでしょう。
もし気付かずデキモノが大きくなっていたと思うと・・・怖いですね。

腫瘍などは年をとった子に非常に多い病気となりつつあります。
そして末期まで症状は現れてこない事の方が多いです。
早期発見するためにも普段からの健康診断がいかに重要か分かります。
1月、2月は健康診断のキャンペーンもありますので、この機会に皆さんも受けさせてあげて下さいね。

それではまだまだ寒い日が続きますが、、、風にも寒さにも雪にも負けず頑張って行きましょう。

院長
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1月8日(日) 今年初めの手術は?☆

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新年明けましておめでとうございます
お正月気分を特に感じないままもう1週間が立ちました
次は暖かい春のさくらを思いながら日々生きていこうと思います


さて今回は、新年第一号の手術に頑張ってくれましたウサギのFちゃんです
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避妊手術を行いました。
ウサギでは子宮腺癌、子宮蓄膿症、子宮内膜過形成、子宮水腫など子宮疾患の発生率が非常に高いです。
種類によっては4歳以上の雌の50〜80%が子宮腺癌になるという報告もあります。
野生のウサギと違って家庭のウサギは妊娠する機会がほとんどありません。
そのため、発情状態が続きホルモンバランスが不自然になります。
それが子宮や乳腺にさまざまな悪影響を及ぼすと言われています。
したがって、避妊手術をすることで子宮疾患を予防することができます。
また、ホルモンバランスが崩れると精神状態まで不安定になり、オーナーとのコミュニケーションをとる上での大きな障害になります。避妊手術することでホルモンストレスが少なくなるために、攻撃性がなくなり、とても飼いやすくなると言われています。
手術をするタイミングですが、6ヶ月齢以降であれば十分全身麻酔にも耐えられるようになります。しかし、1歳をすぎてくると子宮間膜に脂肪が大量に付いてくるので、手術する際に血管が確認しづらかったりと不都合なこともでてきます。なので、なるべく1歳くらいの若齢のうちに手術をすることをおすすめします。

今回のFちゃんは1歳の女の子でしたが、いささかぽっちゃりさんだったため腹腔内脂肪は顕著でした

それでは手術スタートです。
麻酔を導入し、維持をするために気管チューブを挿入して呼吸をコントロールします。
犬猫と違ってウサギは大きく口を開けないので、ウサギ用の特殊な気管チューブが必要になります。
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まずはお腹の毛をしっかり刈り、消毒していきます。
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切皮し、中から卵巣子宮を引き出します。
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卵巣子宮をしっかり把持して脂肪の中に埋もれている血管の走行を確認しながら、超音波メスで切除していきます。
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Y字型の子宮が引き出されました。
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子宮の根元で結紮し、卵巣子宮を切除します。
  IMG_3442IMG_3444

あとは腹筋、皮下織、皮膚を順に縫合して、手術終了です。
IMG_3446IMG_3449

ウサギは嘔吐しない動物なので、術前の絶食絶水は必要ありません。
むしろ絶食絶水をすると腸の運動が悪くなってしまうのでしない方がよいとされています。
なので術後もしっかり覚醒ができたらできるだけ早いうちに食事を開始していきます。

Fちゃんも術後数時間後にはもう元気に退院していきました。
よく頑張ってくれました

これで新年すっきりとした気分でスタートできますね
病気は予防が大事です
大切な家族といつまでも一緒にいたいですもんね

ウサギの避妊手術、去勢手術について気になることがあればなんでもご相談くださいね




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1月3日(火) 何回も何回も、、、

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明けましておめでとうございます!!(*゚∀゚)っ
元日は久々に家族みんなで過ごしてきました(′∀`)
皆さん、2017年もどうぞ宜しくお願い致します!

皆さん、お家のワンちゃん・ネコちゃんが頻繁にオシッコを
するということはありませんか?
それは膀胱炎の可能性があります(;´Д`)
通常の膀胱では感染に対する複数の防御因子を持っています。
ところが、免疫力の低下や結石ができてしまうことによる排尿障害などによって
この防御因子が破綻すると、膀胱での細菌感染が生じ膀胱炎となります

膀胱炎では先程の頻尿以外にも血尿濁った腐敗臭を伴う尿の排泄
などが見られます(´;ω;`)

また、糖尿病のワンちゃん・ネコちゃんでは
膀胱炎になりやすいと言われています
これは尿中の糖が増加すると細菌が増殖するのに
適した状態になってしまうためと考えられます

膀胱炎を起こした尿はアルカリ性であることが多いです。
そして、その状態が続くとストラバイトという結晶が形成されます(; ̄Д ̄)
4-905-thumbnail2

この結晶が尿の通り道を塞いでしまうと、最悪の場合尿道閉塞となります。
尿道閉塞になると急性腎不全へと進行していきます(´;ω;`)
このように膀胱炎は進行していくうちに、より重症化していきます

尿中に細菌が増殖していることが確認されれば
抗生物質により膀胱炎は治癒します( ・Д・)
そして、ストラバイト結晶が形成されていれば尿を酸性化する食餌へと
切り替えれば結晶もやがてなくなります。

しかし、最近シュウ酸カルシウムという厄介な結晶が増えています(´・ω・`)
1500402

ストラバイトは先程ご紹介したように食餌療法が可能ですが、
シュウ酸カルシウムは食餌療法では溶解しません
そのため治療としては外科的に摘出するしかありません(´;ω;`)

先日、尿が濁って臭いということで来院されたワンちゃんの
尿検査を実施しました。
すると、下のようなものが観察されました。
hirohata
hirohata2

細長い棒状のものが細菌です(((( ;゚д゚)))
尿中にはこんなにも細菌がいましたが、抗生剤による治療で
今は完治し臭いも消えています(・∀・)

膀胱炎は一般的な病気ですが、悪化すると厄介です
早めの治療で悪化を防ぐ事が十分可能になるので、
頻回のオシッコに行くという症状が見られれば膀胱炎を疑い
一度病院で検査してみる事をお薦めします( ・Д・) 

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12月31日(土) エネルギーの源(☆v☆)

カテゴリー: 診察 
12月31日(土)

今年も今日で終わりっ
あっという間の一年でした
3月に今の場所に移転をし、新しくスタッフも増えて、右京動物病院にとっても大きな変化があった年でした。
去年の夏から京都にやって来た私にとっても、たくさんの人たちや動物たちとの出会いがあり、とても充実した毎日を送る事ができました
この仕事をしていると、なんとかしたいのにできない葛藤に悩まされることがたくさんあります
こうしてあげたいのにできない…
考え抜いた結果行った方法でも上手くいかないこともあります
だからこそ治療に耐えて元気になってくれると、心の中でおもいっきりガッツポーズをしたくなります
病気を治すためには私たち獣医師の力だけではうまくいきません。
オーナーさんと力を合わせて初めて動物さんたちは元気になってくれます。
手術後のお迎えを待つ子たちがオーナーさんの顔を見た時の表情といったら…
最高にステキな笑顔をしています

つい最近にもそのような出来事がありました。
12歳、ヨークシャテリアの女の子のAちゃんです。
最近頻尿がひどいということで来院されました。
超音波検査で膀胱内に腫瘍が見つかり、より詳しくみるためにCT検査を行いました。
taniguchi azuki echo

BlogPaint

膀胱から尿道にかけて腫瘍が広がっており、このままだとおしっこがでなくなってしまうという恐ろしい状況でした
そんなわけで、早急に手術を行うことになりました。
年末というのもあって手術の予定も埋まっていたため、夜診察終わり次第の手術になりました。

開腹をして膀胱を露出し、切開します。
その際大事な血管に触らないよう慎重に…
IMG_3279

中から腫瘍が見えてきました。比較的境界明瞭な腫瘍です。
IMG_3285

切除していく際には、腎臓から入ってくる尿管の出口を間違って切ってしまわないように注意する必要があります。また取り残しのないようにできるだけマージンを確保するように切除しますが、腫瘍が尿道にまで若干及んでいたため難しい手技になりました。
IMG_3307

切除できればあとは膀胱を閉めて、閉腹して手術終了です。
IMG_3319

術後しばらくは膀胱から尿道にかけてカテーテルをいれて、オシッコがでるのを確認します。

手術の翌日、オーナーさんが面会に来られました。
それまで術後の痛みもあるせいか伏せて寝ていたAちゃんは、オーナーさんの顔を見るなり立ち上がり、尻尾を振ってお部屋から出して出してと大興奮でした 
そんな姿をみることが私たちのエネルギーの源なんだと感じます

Aちゃん本当によく頑張ってくれました
IMG_3364


それではみなさま、今年一年本当にありがとうございました
これからも家族のようなお付合いを、どうぞよろしくお願いいたします



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A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital

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