6月11日(土) 危険な食べ物 Part2
カテゴリー: お勉強
6月11日(土)
こんばんは☆
今回は前回に続き身近に潜むワンちゃんネコちゃんにとって危険な食べ物Part2です!!
チョコレートの原料のカカオには心臓の血管や中枢神経に作用する物質
『テオブロミン』が含まれています。過剰に摂取すると神経などに痙攣が起こります
4時間程度で症状が現れ、長ければ3日程続きます。
『テオブロミン』が含まれています。過剰に摂取すると神経などに痙攣が起こります

4時間程度で症状が現れ、長ければ3日程続きます。
症状・・・嘔吐、下痢、発熱、失禁、痙攣、死亡
中毒量は1kg当たり90〜100mg、致死量は1kg当たり250〜500mgです。
犬は甘みの感受性が強く盗み食いの可能性が高いです
犬は甘みの感受性が強く盗み食いの可能性が高いです

テオブロミンの含有量
ブラックチョコ1g当たり15mg
ミルクチョコ1g当たり1.5mg
ココア粉末1g当たり10〜30mg
ホワイトチョコはほとんど含まれません
ホワイトチョコはほとんど含まれません
肉類にはp(リン)に比べてCa(カルシウム)が非常に少ないため、
肉のみの食事ではCa不足となります
肉のみの食事ではCa不足となります

野生の肉食動物は内臓、血液、軟骨なども食することで微量栄養素を補っています。
レバーは?・・・ Caが少なく、ビタミンAの過剰の可能性があります。
生肉は?・・・病原性の細菌が潜んでいる可能性あり。
特に豚肉はトキソプラズマ症に感染する恐れがあり、加熱処理が必要です

《魚肉、甲殻類、貝類、淡水魚》

特に生の魚肉や甲殻類などを与えるとビタミンB1(チアミン)を
分解する酵素(チアミナーゼ)が含まれているので、
過剰摂取するとビタミンB1欠乏症に陥る可能性があります
さらに、犬よりもネコの方がビタミンB1要求量が多いため欠乏症が起こりやすいです
しかし、加熱すればチアミナーゼは破壊されるため加熱調理すれば問題ありません
チアミン・・・糖質の代謝に関与しています。
欠乏すると食欲不振や脚気、浮腫、筋肉の衰弱などの症状が現れます。
《鶏や白身魚などの骨》

鶏や白身魚自体の成分が影響を及ぼすわけではないですが、
牛骨などと比べ鶏の骨は簡単に折れ、先が尖った状態になるため
消化管に詰まりやすく傷をつけたり刺さる可能性があります
《塩分の多い食品》

犬やネコは塩分に体する感受性が発達しておらず、
過剰な塩分摂取は心臓や腎臓に負担となります
また、犬やネコは発汗によるNa(ナトリウム・塩分)の排出が肉球のみと限定されるため
更に腎臓への負担があります。
特に心疾患の動物には禁忌です!!
塩分の多い食品と言えば・・・
人間用に加工された食品はほとんどが動物にとっては塩分過剰です
マヨネーズ、ハム、チーズ、かまぼこ、食パンなどなど
《レーズン・ブドウ》

犬にとって有害と分かったのは最近のことです。
どの成分が毒性があるのかは判明しておらず、ネコにとってはまだまだ未知数です。
摂取後72時間以内に嘔吐や下痢の症状が見られ3~5日後に腎不全を起こし、多飲多尿などの症状が見られた後に命を落とすことが多いです
症状・・・嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛、元気消失、腎不全、死亡
2回にわたって紹介しましたがいかがでしたか? 今回紹介したのはほんの一部です。
『人が食べれるし大丈夫、少しくらいならいいや、嬉しそうに食べるの、、、』
様々な理由があると思いますが、大切な家族のために
改めてその一口について考えてみてはどうでしょうか
??
また、留守番中の誤食も多いです
鼻が利くワンちゃんネコちゃんは美味しいものがどこにあるかすぐに分かります
棚などの届かない所に直すことも大切ですね
それでは今日はこの辺で・・・
出来ましたら、拍手をお願いします♪
(拍手も、ランキング参加も、いつも、スタッフ一同の励みになっています(o^∇^o)ノ)
R.M@U-KYO-Animal Hospital

京都市右京区(鳴滝・常盤・太秦・嵯峨・嵐山・花園・梅津・円町・西京極)
動物の総合健康管理施設
右京動物病院 HEALTH CARE CENTER

特に生の魚肉や甲殻類などを与えるとビタミンB1(チアミン)を
分解する酵素(チアミナーゼ)が含まれているので、
過剰摂取するとビタミンB1欠乏症に陥る可能性があります

さらに、犬よりもネコの方がビタミンB1要求量が多いため欠乏症が起こりやすいです
しかし、加熱すればチアミナーゼは破壊されるため加熱調理すれば問題ありません

チアミン・・・糖質の代謝に関与しています。
欠乏すると食欲不振や脚気、浮腫、筋肉の衰弱などの症状が現れます。
《鶏や白身魚などの骨》

鶏や白身魚自体の成分が影響を及ぼすわけではないですが、
牛骨などと比べ鶏の骨は簡単に折れ、先が尖った状態になるため
消化管に詰まりやすく傷をつけたり刺さる可能性があります

《塩分の多い食品》

犬やネコは塩分に体する感受性が発達しておらず、
過剰な塩分摂取は心臓や腎臓に負担となります

また、犬やネコは発汗によるNa(ナトリウム・塩分)の排出が肉球のみと限定されるため
更に腎臓への負担があります。
特に心疾患の動物には禁忌です!!
塩分の多い食品と言えば・・・
人間用に加工された食品はほとんどが動物にとっては塩分過剰です

マヨネーズ、ハム、チーズ、かまぼこ、食パンなどなど
《レーズン・ブドウ》

犬にとって有害と分かったのは最近のことです。
どの成分が毒性があるのかは判明しておらず、ネコにとってはまだまだ未知数です。
摂取後72時間以内に嘔吐や下痢の症状が見られ3~5日後に腎不全を起こし、多飲多尿などの症状が見られた後に命を落とすことが多いです

症状・・・嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛、元気消失、腎不全、死亡
2回にわたって紹介しましたがいかがでしたか? 今回紹介したのはほんの一部です。
『人が食べれるし大丈夫、少しくらいならいいや、嬉しそうに食べるの、、、』
様々な理由があると思いますが、大切な家族のために
改めてその一口について考えてみてはどうでしょうか

また、留守番中の誤食も多いです

鼻が利くワンちゃんネコちゃんは美味しいものがどこにあるかすぐに分かります

棚などの届かない所に直すことも大切ですね

それでは今日はこの辺で・・・
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動物の総合健康管理施設
右京動物病院 HEALTH CARE CENTER