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右京動物病院ブログ: 2022年12月08日(木)

12月8日(木) 前庭疾患って?

カテゴリー: 診察 

12月8日(木)
*****セミナーのお知らせ(本院)*********

パピー教室:12月10日(土)、24日(土)、25日(日)
デンタルセミナー:12月18日(日)

*****本院獣医師・臨時休診*********
三浦:9日(金)、10日(土)
國廣:16日(金)
細田:15日(木)
*****本院からのお知らせ*********
5月から夜間診療を開始しました。平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんは!獣医師の細田です🐶
今回は前庭疾患についてお話しします。
皆さん「前庭」という言葉は聞いたことありますか??
動物の体には平衡感覚をつかさどる三半規管と呼ばれる小さな器官が両耳の内耳に存在しています。
その三半規管が感じ取った頭の向きや傾きが神経を通じて脳幹へ送られ
平衡感覚が生まれます。
その平衡感覚をつかさどっている領域のことを「前庭」と言います。
前庭疾患とは様々な原因で前庭が侵されたことにより平衡感覚を失ってしまう病気の総称です。
主な症状としては首を傾げたように頭が斜めになる捻転斜頸や
眼が意思とは関係なく動いてしまう眼振、
一方向にぐるぐる回ってしまう旋回といった神経症状があらわれます。



その他嘔吐や食欲不振、元気低下を伴うこともあります。ひどい場合は歩くとよろけてしまうので、バタンと倒れてしまう事もあります。

前庭疾患の原因としては
三半規管が障害を受けるような疾患、例えば内耳炎や耳の中の腫瘍、耳の外傷や
脳幹の疾患、例えば脳腫瘍、脳炎、脳梗塞、頭部外傷などが挙げられます。
高齢のわんちゃんの場合、突然上記のような症状が出て、検査しても原因がわからない
「特発性前庭疾患」というものも多いです。
これに対する治療法は確立していませんが、数週間〜数ヶ月で自然と症状が改善していく場合がほとんどです。
しかし、高齢だからこそ脳腫瘍や耳の腫瘍の可能性も考えなければいけません。
上記のような症状が出たら早急に病院へ連れてきてください。場合によってはCTやMRI検査が必要になる場合もあります。
症状が目に見えてわかるので、初めはとても驚かれると思いますが
まずはわんちゃんが安全に居れる場所を確保(階段から落ちないようにする、壁にぶつからないようにする等)し、病院にご連絡ください。

それでは今日はこの辺で・・・ 
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JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師

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