右京動物病院

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右京動物病院ブログ: 2022年10月01日(土)

10月1日(土) めっちゃ吐いてるけど、、大丈夫??

カテゴリー: とく、トーク 

10月1日(土)

*****本院からのお知らせ*********

5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
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こんばんはー😎SAGANO分院の德田です🤗

10月に入りましたね!最近は突然寒くなってきて、体調崩していませんか??🙄
動物も同じく体調不良を訴えることが多くなりますので、よく見てあげてくださいね✨

10月一発目のブログは膵炎についてです!今日のお話のポイントは2つ!

「嘔吐、下痢の裏に、膵炎が隠れているかも。。😫」

「急性膵炎は重度の場合、致命的な状態に陥りやすい代表的な疾患😱」
それではとく、トーク スタートです!😻

 

膵臓という臓器は、

1.食べ物を消化する酵素を分泌する「外分泌」

2.糖を細胞に取り込むためのインスリンを分泌する「内分泌」

2種類の分泌を行う極めて重要な臓器です。


1に関連して、その膵臓がさまざまな原因によって炎症を起こしてしまい、ただしく外分泌できず、まさかの自分の組織を自己消化してしまっているのが「膵炎」と言われています。

また、
2に関連して、インスリンを内分泌できなくなってしまうのが、糖尿病のうち、イヌで多くみられる「1型糖尿病」と言われています。

膵炎の症状は、胃腸炎とほとんど一緒なんです💦
なぜかというと、絵をみていただけるとすぐわかるはず!(手書きでわかりづらかった、すいません)
胃と腸にくっついているからなんです!!
炎症が胃に波及すると、、?⇒吐く

炎症が腸に波及すると、、?⇒下痢


そうなんです!

「あー、まーたうちの子、吐いてるわぁ。今日ちょっといつもより吐く回数おおいけど、まぁ、胃腸炎やろなぁー。明日、お薬だけもらいにいこーっと」などと思っていたら、膵炎になっていて初期治療が遅れるなんてこと、十分に考えられます😲😲

 

急性膵炎は「獣医師にとって、よくある病気だけど絶対油断出来ない疾患TOP3」には絶対入ってきます😑
この理由は、重度の膵炎になると、先ほどの、嘔吐下痢などの消化器症状にとどまらず、全身の臓器に作用し、腎不全、血栓症、ショックなどを引き起こすからです!

重度の膵炎かどうかは、初日の診察で血液検査やエコー検査でもわからないこともあり、ほとんどは次の日も連続して診察に来ていただくことが多い疾患です😕飼い主さんであるお母さん、お父さんの負担も重々承知ですが、愛犬の膵臓を守るためにもご協力をお願いします😥

 

急性膵炎にとても効果があるお薬もこの数年で開発され、当院にも置いていますので、
ご安心ください!😏
本日は膵臓のお話しをさせていただきました✨わからないことがあれば、気軽に聞いてください✨嵯峨野で德田がお待ちしています😉

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