右京動物病院

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右京動物病院ブログ: 2022年7月18日(月)

7月18日(月) 口蓋裂ってご存知ですか?

カテゴリー: とく、トーク 

7/18㈪

*****セミナーのお知らせ*********

パピー教室:7月24日(日)
シニアセミナー:7月29日(金)

*****本院からのお知らせ*********
5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。
***********************

こんばんはー。SAGANO分院長、德田です🐻
コロナウイルス感染症、、またまたすごい数になってきていますね💦
重症化する確率が低いとは聞きますが、、怖いですね。。👻
皆様、手洗い・消毒をかわらず続けていきましょうね🙋
下の画像は、目の前の斎宮神社で行われた茅の輪くぐりの写真です!心身を清めさせていただきました✨

さて、今回お話しさせていただくのは、口蓋裂という先天性疾患についてです。
このお話のポイントは2つ!
①口蓋裂があると食べていけない😢
②家族の支えが不可欠💑

それでは、「とく、トーク」スタートです✨

口蓋とは、一般的に口の中で上あごに当たる部分です。この部分が生まれ持って穴が空いて生まれてくる赤ちゃんがいます。

ちなみに、ヒトでは約500人に1人の割合で発生する先天性疾患(割と多いですよね💦)で、ワンちゃん、ネコちゃんにも実はあります!

今回は仔猫ちゃんが生まれた翌日に当院に来院され、口蓋裂があることがわかりました。
口蓋裂が存在すると、食べ物、飲み物を飲み込むときに一部が穴を通って鼻に逃げてしまったり、飲み込みに失敗して気道に入ってしまうことがあり、慢性鼻炎、誤嚥性肺炎などを発症してしまい、最悪の場合、亡くなってしまうことがあります。

この仔猫ちゃんは、毎日1日3回チューブで食道、胃まで液状のごはんを届けて、4ヶ月齢までご家族に大切に育てられました。

さて、次は私が頑張る出番です🔥

治療方法は
「上あごの歯肉ギリギリに切れ目を入れて真ん中に空いた穴に寄せる。そして、縫い合わせてくっつける!」

言葉にすると簡単ですが、今回は4ヶ月の子猫。ただでさえ小さい身体で、お口はさらに小さく、細かい作業となります。
しかも口蓋裂は複数回の手術になることが多い病気です😢
とても長い手術時間になりましたが、スタッフの協力を借りて、ネコちゃんも手術を無事終えることが出来ました🤗
手術前

手術後

実はこの手術は2回に渡って行っています。やはり、生まれ持って形成された形を一度で形を変えて穴を塞ぐことは容易ではありませんでした😢
肉眼では見えない穴が存在する場合があるため、これで100%大丈夫とはいえませんが
まずはネコちゃんにとって過ごしやすい時間を提供することが出来ました✨

今後、自分の力でご飯を食べていく練習が必要となってきます。もちろんそこには、手術後もご家族の協力と支えが不可欠です🌟

持ち前の生きるエネルギーで乗り越えていってもらうことを祈りながら、SAGANO分院スタッフみんなでバックアップしていきます✨

今回は、口蓋裂の話をさせていただきました。
なにか気になることがございましたら、些細なことでもご相談ください✨
SAGANOで德田がお待ちしております😉

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JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
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