右京動物病院

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右京動物病院ブログ: 2022年7月09日(土)

7月9日(土) 定期健診の重要性

カテゴリー: 診察 

7月9日(土)

*****セミナーのお知らせ*********

パピー教室:7月23日(土)
シニアセミナー:7月29日(金)

*****本院からのお知らせ*********

5月から夜間診療を開始しました。
平日20:00~24:00で実施しています。
ご来院前に必ずお電話いただき、救急の方のみご利用ください。

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こんばんは、獣医師の國廣です。
しっかり夏日になりましたが、皆さん夏バテにはなっていないでしょうか?
私は毎朝通勤のときは自転車に乗るんですが、それだけでも顔と腕が日焼けします😅笑
引き続き、猛暑日は熱中症に気をつけていきましょう!


では今日は、ミニチュアシュナウザーのKちゃんのお話。
春の健康診断で若干肝臓の数値が高かったため、念のためということで腹部超音波検査を実施しました。

すると、、、

左の副腎という臓器がかなり大きくなっていました。
実際の超音波の画像はこちら。

参考までに正常な副腎の画像も記載しておきます。


副腎は本来腎臓の頭側にある、ホルモンを分泌する6 mmほどの
非常に重要な臓器になります。

その1ヶ月後に改めて、超音波検査を実施すると
さらに大きくなっていたため、腫瘍が強く疑われました。

手術で摘出することを視野にまずはCTを撮影し、
その腫瘍と周りの臓器の状況を把握します。

幸いなことにまだ腫瘍自体の大きさは小さく、太い血管には浸潤していなかったので、手術適応となり、手術を実施することになりました。
(以降、実際の手術写真が出ます。)


まずは開腹を行い、腫瘍の位置までアプローチしていきます。副腎は背側の深いところにあるため、アプローチだけでも大変です。


写真が非常に見にくいですが、中央にあるのが腫瘍化した副腎になります。

周囲の血管に気をつけながら、少しずつ剥離して腫瘍を切除していきます。

切除した腫瘍は病理検査に送り、どのような病態なのかしっかり検査してもらいます。

入院は手術を含め5日ほどで、特に大きな合併症もなく無事に退院しました。


今回Kちゃんは健康診断で、無症状の腹腔内腫瘍を早期発見することができ、なおかつ治療も早急に行うことができました。
当院では日頃健康診断を薦めていますが、Kちゃんのように早期発見、治療できるように今後もしていきたいと思います。

いつでも来院された時には、ご相談ください。

それでは今日はここで・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪

KUNIHIRO@U-KYO-Animal Hospital

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動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO・OIKE・ARASHIYAMA
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師

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