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右京動物病院ブログ: 2020年12月27日(日)

12月27日(日) 進行性脊髄軟化症

カテゴリー: 診察 

12月27日(日)

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:1月10日(日)、24日(日)
デンタルセミナー:1月17日(日)

*******臨時休診のお知らせ*********
田中:1月13日(水)
院長(平野)は完全予約制となりますので、ご注意ください。

*******年末年始のお知らせ*********
12月29日(火)〜1月3日(日)は、午前診察のみ(完全予約制)となります。
緊急の場合は、必ず一度病院にご連絡ください。


こんにちは。獣医師の田中です。
年の瀬が迫ってきましたね。
今年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか?

さて、今日のお話ですが、進行性脊髄軟化症になったワンちゃんのお話をさせていただきます。
ボーダー・コリーのS君です。

ある日、公園でいつものようにキャッチボールで遊んでいたそうです。
S君は体を動かして遊ぶことが大好きです。
ボールを投げると上手にキャッチをして飼い主さんの所へ持ってきます。

すると突然、S君が「キャン!」と鳴いて、倒れてしまいました。
近づいて様子を見てみると、後ろ足が上手に動かせません。
立って歩くことが難しい状態でした。

慌てて病院に連れて来られました。
抱っこをしようとすると、非常に痛そうでした。

症状からすると、椎間板ヘルニアが疑わしいです。
しかも、非常に重度な椎間板ヘルニアを疑いました。

重度な椎間板ヘルニアの場合、神経が非常に強いダメージを受けてしまい、その後に「進行性脊髄軟化症」に進行してしまう場合があります。
進行性脊髄軟化症は現在の獣医療の常識では100%死亡する不治の病とされています。

S君にも進行性脊髄軟化症となってしまっているリスクがありあましたので、すぐに京都動物医療センターでMRIの撮影をしてもらいました。
結果は、重度の椎間板ヘルニアからの「進行性脊髄軟化症」というショッキングな診断でした。

当院ではふつうは行われない進行性脊髄軟化症の治療を行っています。
治療方法は特別な手術です。
2週間ほどの入院も必要となります。また、手術後も両足の機能は回復しません。それでも命を助けてあげることはできるので、緊急手術を行いました。

S君は大きな手術を乗り越えて、現在は元気にしてくれています!
先日、車イスも届きました。嬉しかったのか、病院の中でも走り回ってくれていました。
飼い主様やワンちゃんの笑顔が非常にうれしかったです。

進行性脊髄軟化症と診断された方はあきらめずにまずはご相談いただければと思います。


それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪ 
kiyoaki@U-KYO-Animal Hospital


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