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右京動物病院ブログ: 2019年10月04日(金)

10月4日(金) 減張切開 (オペ中の写真が出ます)

カテゴリー: 診察 

10月4日(金)

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こんにちは分院長です。

 

今日は皮膚手術の際のに用いる『減張切開』という方法についてお話しします。

今回切除する皮下腫瘤は細胞診(針で細胞を採取する検査)にて脂肪腫と診断が出ています。

脂肪腫は犬の皮下によくできる良性腫瘍です。転移することはありませんが、発生する場所によっては運動障害が出てくる可能性があります。

K君は以前から肘の外側に脂肪腫があり、経過観察をしていたところ、拡大して下部の組織と固着してきました。

①  細胞診は100%の検査ではないので、別の腫瘍である可能性がある。

②今後さらに巨大化して運動障害が出た際、切除には大きな手術が必要なる。

以上の点を相談させていただいた結果、今のうちに切除してしまう事になりました。

とはいえ脂肪腫は現時点でも既に大きく育っており、切除すると皮膚欠損が大きくなり皮膚が寄らなくなる可能性が高い状況です。

皮膚を切開し腫瘍は無事切除できました。

予想通り、皮膚を引っ張っても全く寄りそうにありません。

ここで出てくるのが減張切開です。百聞は一見に如かず。

周囲に多数の切開を入れ、皮膚を網目状にする事で伸びやすくする術式です。

少し痛々しいですが、この術式で皮膚が寄らなければ皮膚移植となり、さらに負担が増えてしまいます。

また皮膚に余裕がなくパツパツに縫ってしまうと、肘を曲げた際、縫合部の皮膚が裂ける可能性があります。そうならないよう、曲げても大丈夫なくらい皮膚のテンションに余裕を持たせて縫合してあげる必要があります。

曲げても大丈夫そうですね。

 

この切開を入れた皮膚は二期癒合といって、お肉を盛り上がらせるように治してあげる必要があるため、乾燥は厳禁です。数日間は水で浸したガーゼで包んで、絶対乾燥しないよう管理しなくてはいけません。

ちなみに皮膚と皮膚を縫い合わせた部分は一期癒合と言います。避妊去勢などの傷口は一期癒合なので乾燥させて治して構いません。

手術から2週間後の写真です。

無事治ってくれました。

あとはカサブタが取れて、毛が生えてくるのを待つだけです。

それにしてもKちゃんズバズバ切ってごめんよ^^;  

包帯の巻き直しもお利口さんでほんとよく頑張ったね。

 

またいつか皮膚移植の機会がありましたらお話しします。

 

 

それでは今日は辺で・・・
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