右京動物病院

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右京動物病院ブログ: 2019年5月21日(火)

5月21日(火) もうすぐ1年

カテゴリー: 愛犬 診察 

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こんばんは。獣医師の三浦です。

もうすぐ、つぶが我が家に来て1年になります🐈
つぶちゃん、実は外で痙攣して倒れていたところを保護した猫さんなのです。
腎障害があり、長時間の低血糖から脳浮腫が起こっていたのか、
抗痙攣薬を注射してもすぐに効果が切れてしまう状態でした。
仔猫だから、副作用が心配…と思いつつ、一晩抗痙攣薬を流し続けました。
翌朝、意識はボーッとしているものの、痙攣は止まりました!

その後は順調に回復し、我が家に仲間入りしました☺


こんなにも小さかったのに、


立派に育ってくれました❤(昼寝中を起こしたので迷惑そうです)
幸い後遺症もありません。

動物たちの生きる力に驚かされることが、多々あります。

今ではすっかり元気なおじいちゃん、ポメラニアンのTくん。

半年前は生死の境をさ迷っていました。

原因は、胆嚢粘液嚢腫からの胆嚢破裂

こちらが破裂前の胆嚢。中央の丸いものがそうですが、中に白っぽい物体が溜まっています。
これが、胆汁酸がドロドロになった胆泥というものです。


破裂後の胆嚢です。丸い形が不明瞭になり、胆泥が外側へ漏れ出ています。

胆嚢内の消化酵素や細菌が腹腔に流れ出すと、腹膜炎を起こしてしまいます。
この場合、外科的に胆嚢を切除し、腹腔内を洗浄する必要があります。
あるいは内科治療で回復を待つ場合もありますが、最悪の場合は命を落とします。
Tくんは高齢かつ一般状態も悪かったので手術に耐えらえるかどうかの問題もありました。
また、肝炎や膵炎を併発していると、手術だけでは治らない可能性もあります。
それでも、助かる可能性が一番高い手術を選択されました。

血液凝固異常が起こりかけていたので、輸血をしながらの緊急手術。
何とか無事に終わったものの、術後に膵炎が発症してしまいました。
吐き気と食欲不振が続く日々…
胃腸が全然動いておらず、水を飲んでも吐く状態が続き、
内科治療で、回復を待つしかできませんでした。
それでも手術6日後、ようやく自分からご飯を食べてくれました!
そこからはゆっくり回復し、
慢性的な肝炎は残っているものの、日常生活は問題なく過ごせています。

治療が長引くと、この子たちはどこまで頑張れるのか?と悩むことが多々あります。
特に家族と離れて、入院生活をしなければならない時。
私自身、いざという時は愛犬愛猫と一緒にいられるように、動物病院で働いています。
だから「先生ならどうしますか?」と聞かれたとき、とても困ります。
でもつぶちゃんや、Tくんのように動物たちは思っている以上に強くって、
少しでも可能性があるなら、諦めずに頑張ってみてもいいんじゃないかなと思います。
もちろん、苦しむだけの治療は勧めませんが。

毎月、元気なTくんに会えるのが嬉しいです。
Tくんもご家族も、頑張りましたよね!
これからも元気で長生きしましょうね😊

それでは今日はこの辺で・・・
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R.Miura@U-KYO-Animal Hospital

 
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