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右京動物病院ブログ: 2019年4月05日(金)

4月5日(金) 繁忙期スタート

カテゴリー: 診察 

4月5日(金)

*******セミナーのお知らせ*********
パピー教室 :4月5日(金)、13日(土)、19日(金)、27日(土)
デンタル教室:4月28日(日)

*******獣医師の臨時休診について*********
平野:4月14日(日)、23日(火)

*******分院の診察の注意事項について*********

下記の日程は狂犬病集合注射のため、午後の診察開始時間に変更がございます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいます様よろしくお願いいたします。
4月15日(月)16:30〜
4月18日(木)16:45〜

 

 

 

こんにちは。分院長です。

今年も繁忙期がやって参りました。

狂犬病予防注射、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防に健康診断と春の動物病院は大変混雑します。お待たせすることもあるかと思いますがどうぞご容赦ください。

また分院SAGANOでは予約診察も行なっています。予約優先性になりますのでご活用ください。

 

そして本日は狂犬病集合注射に行って参りました!

二つの小学校の敷地をお借りして、1時間ほどで90頭のワンちゃんに狂犬病予防ワクチンを接種してもらいました。普段の診察とは雰囲気が異なり、青空のもと注射を打つことがとても新鮮で、当院の患者様に会うこともでき、とても心が和みました。

今年度はあと3回出動します。その際分院SAGANOの午後の診察開始時間を遅らせていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、ご了承ください。

 

症例の話を少し。

ふらつき転倒を繰り返すと来院された犬のOちゃん。

黒目は左右に揺れ、首は左側に傾いています。一目で前庭疾患と呼ばれる神経障害が出ていることがわかりました。(画像がなくて申し訳ありません)

前庭疾患は大きく二つに分けることができます。

一つ目は末梢性の前庭疾患です。これは耳の奥に障害が加わり発生するものです。

二つ目は中枢性の前庭疾患です。これは中枢、つまり脳に障害が加わるり発生するものです。

Oちゃんの耳は外耳炎もなく、どうやら中枢性前庭疾患が疑わしい状況です。

中枢性前庭疾患の中にも原因はいくつかありますが、一番多いものは特発性前庭疾患と呼ばれる、原因不明のものです。特発性前庭疾患の場合無治療で良好な経過を示すことが多く、命に関わる心配はありません。

しかし中枢性前庭疾患の中にはとても恐ろしい原因が一つあります。

癌によるものです。

 

今回Oちゃんには身体検査で胸に5㎝ほどの腫瘤が発見されています。おそらく乳腺腫瘍で間違いありません。

そして腹部エコー検査では脾臓に巨大腫瘤が見つかりました。

脾臓の腫瘤

 

脾臓の正常部

 

ここで最悪のシナリオが頭をよぎります。

『乳腺癌が脾臓へ転移し、その後脳へ遠隔転移したのではないか』

 

飼い主様と相談の上早速MRI検査を受けていただくことになりました。

とても綺麗な脳です。

検査の結果腫瘍性病変は見つかりませんでした。

最高に嬉しい瞬間ですね。脳内腫瘍を宣告されたご家族の気持ちを考えると暗くなってしまっていた数日間でしたが、私自身もとても安堵し、嬉しかったです。

今後乳腺腫瘍と脾臓腫瘤に対しての治療を考えていかなければなりませんし、戦いはここからですが、全力でOちゃんとご家族をサポートしていきたいと思います。

 

 

 

 

それでは今日はこの辺で・・・
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