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右京動物病院ブログ: 2018年10月02日(火)

10月2日(火) 真っ白

カテゴリー: 診察 

10月2日(火)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。 
平野:10月6日(土)午後、7日(日)、16日(火)、19日(金)
20日(土)、21日(日)、27日(土)、28日(日)
百石:10月1日(月)出勤、13日(土)午後、22日(月)出勤
23日(火)、24日(水)、25日(木)、26日(金)
27日(土)、28日(日)
廣畑:10月20日(土)、22日(月)、23日(火)出勤
三浦:10月1日(月)、2日(火)、3日(水)、25日(木)出勤

皆さんこんにちは。獣医師の廣畑です。
今日は胸水貯留の猫ちゃんについてお話ししたいと思います。

他院で慢性腎臓病(CKD)の診断を受け数年前から自宅での皮下点滴治療を行なっていた猫ちゃんが
朝から呼吸がいつもに比べて早いということで来院されました。
胸部のレントゲン検査を行ったところ、下の様な結果となりました。



正常な猫ちゃんがこちら。


見比べると一目瞭然ですね。
黒く映るはずの肺が真っ白になって心臓の形が見えなくなてしまっています。
胸水が貯留することでこのような像が出てきます。

このままでは呼吸しづらいので胸腔穿刺を行い胸水を抜去しました。

このような胸水が計250ml程抜けました。
抜去後は猫ちゃんかなり呼吸が楽そうになりました。

胸水貯留は色々な原因で起きるので、胸水の性状を調べて鑑別します。
性状によって漏出液・変性漏出液・滲出液に大きく分けられます。
そこからさらに胸水貯留の原因・病気を特定していきます。

この猫ちゃんは心臓超音波検査で軽度の心筋症が見つかりました。
そんな身体への過剰な点滴が胸水貯留の原因と考えられました。
ICU内で酸素管理をし治療にあたりました。

ご覧の様に日を追うごとに胸部レントゲン像は綺麗になっていきました。
酸素管理されたICUを出ても呼吸は落ち着いていたので猫ちゃんは4日程入院した後元気に帰っていきました。オーナーさんの退院の時の嬉しそうな顔が自分にとって励みになりました!

皆さんも今回の様にお家の子が呼吸がいつもに比べて荒いということがあれば
すぐに病院で診察を受けましょう!


それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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K.Hirohata@U-KYO-Animal Hospital

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