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右京動物病院ブログ: 2018年2月05日(月)

2月5日(月) 目の色々

カテゴリー: 診察 

2月5日(月)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
 平野:2月11日(日)、17日(土)午後
 百石:2月10日(土)午後、24日(土)午後
 廣畑:2月24日(土)
 三浦:2月11日(日)

こんばんは、國廣です。
先日は連休を頂き、岐阜県の飛田・高山のほうに旅行に行ってきました。
絶賛寒波の中だったんですが、おかげで雪山はパウダースノーになっており、楽しくスノーボードができました。
飛田牛を食べたり、”さるぼぼ”という人形を作ったりととても充実した日になりました。
ちなみに”さるぼぼ”は飛騨弁で「猿の赤ん坊」という意味らしいです。古くから厄除けなどに用いられていたみたいですね。



ではでは、本日のブログの内容はフレンチブルドックのKくんについてです。
来院したときの様子はというと・・・

このように目がかなり充血していました。

目の充血の原因疾患には
・角膜潰瘍、角膜穿孔
・乾性角結膜炎(ドライアイ)
・細菌性角結膜炎
・緑内障
・ブドウ膜炎
などたくさん存在します。目というのは傷つきやすく治りやすいものなので、早期発見が特に重要になってきます。緑内障などは失明の原因になるため、様々な検査を行い、鑑別・除外診断をしていく必要があります。詳しい検査内容は以前のブログをご覧ください。

今回のKくんはというと・・・
涙量や眼圧ともに異常はありませんでしたが、フルオレセイン染色という角膜の傷の検査に異常が見られ、角膜潰瘍であることがわかりました。角膜潰瘍はフレンチブルドッグのKくんのような短頭種でよく見られます。見ての通り眼球の露出範囲が広く、しっかり閉じることができないことが理由として挙げられます。

このように傷があるとその部分が緑色に染まります。この角膜潰瘍が進行すると目のデスマ膜瘤という部分まで到達して角膜穿孔を起こしてしまう危険もあります。幸いKくんは角膜表面にしか傷はありませんでした。
治療は抗生剤の点眼、角膜保護(人工涙液)の点眼になりますが、Kくんの場合治療を行ってもなかなか傷が治りませんでした。そういった傷の治りの悪い子には血清点眼という自分の血を用いた点眼方法があります。

現在治療経過を追っている状況ですが、今後も潰瘍の治癒具合を慎重に見ていく必要があります。
私は将来眼科を専門にしたいと思っています。まだまだ勉強中ではありますが、何か目の異変に気付きましたらすぐにご来院してください。


それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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