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右京動物病院ブログ: 2017年8月

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8月1日(火) 詰まってる、、、

カテゴリー: 診察 

8月1日(火)

今日から8月ですね!
暑い毎日が続きますので、夏バテには十分注意が必要ですね!
ここ数年夏祭りや花火大会に行けていないので、
今年こそは行ってみたいものです。

今日のお話の主人公は猫のLちゃん!
Lちゃんは1歳と非常に若いのですが、
ここ数日食欲が落ちており、1日に何回か吐いてしまうということでした。
血液検査、レントゲン検査 を実施しましたが特に異常なところは見つからず
この日は対症療法として点滴をして、吐き気止めを処方しました。

数日後、吐き気止めを飲んでも吐いてしまうということで
再来院されました。
ここで、ある検査を提案しました。

それは、、、

バリウム検査

これは、バリウムを飲ませて
5分後・10分後・15分後、、、1時間後・2時間後、、、4時間後、、6時間後
と定期的にレントゲン撮影を行ってバリウムの行方を追っていき、
胃腸管内に何か異物は無いかなどを調べる検査です。

Lちゃんの場合、最初は順調にバリウムが流れて行ったのですが、
数時間後、、、、
腸を閉塞させている何かしらの物(異物)があるということがわかりました(´;ω;`)
このまま腸閉塞が続けば、命に関わる危険性もあったため
開腹手術を行うことになりました。

手術中の写真がこちらです。




閉塞を起こしていた部分だけ色がおかしいですね。
ここにゴム状の何かがありました。



当初は腸を切開して異物を取り除くことを想定していました。
しかし、切開してしまうと術後の回復に時間が掛ってしまいますし、
異物は大腸の近くにあったため大腸まで行けば自然と便と一緒に
出てくると考えられたので、切開はせず手で大腸の方まで押しました。
手術はそこで終了としました。

手術の翌朝、Lちゃんはお腹の痛みが取れたのか、
最近の食欲不振が嘘かのようにご飯をたくさん食べてくれました!
そして退院してまもなくして異物が便と一緒に出てきたということでした(´∀`*)
今では吐くこともなくすっかり元気になっているということでした。

今回は腸を切開していなかったのですぐに退院できましたが、
切開した場合は1週間程の入院が必要になります。
そうなってしまわないように、誤食には普段から十分に注意しましょう!

Hirohata@U-KYO-Animal Hospital

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