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右京動物病院ブログ: 2017年8月29日(火)

8月29日(火) 中を見てみると

カテゴリー: 診察 

8月29日(火)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。
 平野:2(土)午後、3(日)、7(木)、8(金)、16(土)午後、
   17(日)、24(日)、28(木)、30(土)午後
 百石:9(土)午後、17(日)、23(土)午後

8月ももうすぐで終わりですね。
小学校などは夏休みもそろそろ終わる頃でしょうか。
夏休み終盤に宿題に追われていた日々を思い出します(*´ェ`*)
皆さんは今年の夏エンジョイできましたか?
自分は久しぶりに花火大会に行ってきました!
来年もどこか花火大会に行きたいものです!


今回は以前にも登場したバセンジーのK君のお話です。
K君は血液中のアルブミンという値が低くなる
低アルブミン血症で苦しんでいました。
これにより腹水(お腹に液体が溜まってしまう状態)が
認められていました。 
様々な検査を行った結果、低アルブミン血症になってしまう原因が
腸にあると考え、低アレルギー食のご飯を開始したり、
抗生剤の内服を始めました。
すると、わずかではありますがアルブミンの値が改善されました。

このまま治療が上手く行ってくれれば!
と思っていたのですが、、、、

ある時から少しずつ食欲が低下し、
アルブミンが再び下がり始めましたΣ(´д`;)

そこで今回の低アルブミン血症の原因を突き止めるため、
内視鏡検査を行いました。

上は胃の内部の写真ですが、
胃は非常に綺麗で大きな問題は見つかりませんでした。

続いて小腸の内部を見てみると、、、








小腸の至る所で白いツブツブとしたものが認められて、
出血しているところも所々認められました。
この病変部を採取し、病理検査に出した結果、
K君は中等度〜重度のリンパ球形質細胞性腸炎と
軽度のリンパ管拡張症という病気を発症していることが分かりました。
リンパ球形質細胞性腸炎はIBD(炎症性腸疾患)という病気の一つです。
IBDとは簡単に言うと慢性的に胃腸炎が起きてしまう病気です。

今回内視鏡検査を行ったことによって、K君を苦しめている
病気の正体がハッキリと判明しました!
非常に有意義な検査でした!

残念ながら、このリンパ球形質細胞性腸炎とリンパ管拡張症は
治る病気ではありません。
しかし、食事療法やお薬で病気を上手く管理することは可能です。

これからお薬の数が増えてしまって、大変だろうけど
飲むことが出来れば体も楽になるし、早く良くなるよう
期待しています!K君頑張ってね!

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Hirohata@U-KYO-Animal Hospital

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