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右京動物病院ブログ: 2016年12月27日(火)

12月27日(火) 猫でもご注意ください!

カテゴリー: 予防について 
12月20日(火)

nenmatunensi

あと数日で2016年も終わり、新年を迎えますね( ´∀`)つ
皆さんは年末年始はどのように過ごされますか?
私は元日は実家で家族と過ごす予定です!
久々に家族で集まり、ゆっくり過ごそうと思います!
そして次の日からは仕事を全力で頑張っていこうと思います(。・ω・)ノ゙

皆さんはフィラリア症という病気をご存知ですか?
名前は聞いたことあるかもしれませんが、
どんな病気か詳しくは知らないという方も多いと思います( ・Д・)
なので、私の今年最後のブログはフィラリア症を取り上げたいと思います!!

フィラリア症は蚊によって媒介されます。
フィラリアの幼虫を持った蚊に吸血された際に感染します(´;ω;`)
感染後、フィラリアは動物の体内で発育して最終的に心臓に達します
約20年前と少し古いデータではありますが、およそ4%の蚊が
フィラリアの幼虫を持っているという報告もありますΣ(´д`;)
この値を高いと捉えるか、低いと捉えるか、、、、
皆さんどうですか?

単純に毎回異なる蚊に吸血されたと考えてみて下さい!
その場合には25回吸血されている間に
確実にフィラリアに感染しているということになります (((( ;゚д゚)))
蚊の多い夏場には1日に何回も吸血される訳ですから、
いつフィラリアに感染してもおかしくないのです!!!
下の写真は血液中のフィラリアの幼虫です。
filaria01_img01
幼虫はやがて心臓に到達します。・゚・(ノД`)

フィラリアが心臓に達してしまえば、
それは非常に厄介な事になります (; ̄Д ̄)
まず、心臓には弁という非常に重要な構造があります。
この弁は心臓の中で血液の逆流を防ぐ役割を担っています!
フィラリアにこの弁の機能が阻害されることによって、
心臓内で血液の逆流が容易に起こります(TДT)
心臓の正常な機能は失われ心不全へと進行していきます
言うまでもなく心臓は体にとって重要な臓器です。
全身の血液循環が障害されることで肝臓や腎臓を主とした
臓器に機能不全を引き起こします(;´Д`)

フィラリア症による体の障害は他にも様々あります(´;ω;`)
咳、食欲不振、運動不耐性、貧血、失神、黄疸、呼吸困難、腹水
などが挙げられます。

フィラリア症は一昔前までは犬の病気であり、猫では心配ないと
考えられていました。
しかし、実は最近では猫でのフィラリア症が急増しているとされていますΣ(゚д゚;)
フィラリアの猫への感染適応性が高まったからなど原因はいろいろと言われていますが、
猫でも十分に注意しなければならない病気であることは確かです!

そんなフィラリア症ですが、予防さえしっかりしていれば大丈夫です!
猫でも下の写真のような予防薬があります。
IMG_3268
IMG_3267

予防は月に1回必要ですが、それで100%フィラリア症から守ってあげることが
できるのです!(。・ω・)ノ゙
何よりも予防が大切です!!!

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Hirohata@U-KYO-Animal Hospital

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