右京動物病院

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右京動物病院ブログ

7月16日(金) 長生きのためにも

カテゴリー: あれこれ・・・ 診察 

7月16日(金)

******臨時休診のお知らせ*********

院長(平野)は完全予約制となりますので、ご注意ください。
田中:7月25日(日)、26日(月)27日(火)

7月19日(月)は研修のためスタッフ数が少なくなります。
その為、19日は完全予約制とさせていただきます。
診察を希望される場合は必ず一度病院にご連絡ください。
また、可能であれば別日にご来院くださいますようご協力よろしくお願いいたします。

******セミナーのお知らせ*********
パピー教室:7月25日(日)

 

こんばんは、獣医師の二股です。
じとじとした蒸し暑い日が続きますね💧

すっきりしない天気が続きますが、ここ2週間の間に子宮蓄膿症のわんちゃんが2件続けて来院され、
改めて避妊手術の大切さを実感しました。

子宮蓄膿症とは、子宮内に大腸菌などの細菌が感染することで膿が溜まる病気です。
避妊手術をしていない中高齢以降の動物、特にわんちゃんで発症が多く、
陰部からの排膿、出血、食欲低下、沈鬱、多飲多尿など症状、
また、重症になると細菌感染によるショックや多臓器不全を起こしうる緊急疾患です。
子宮蓄膿症の最適な治療は子宮卵巣の摘出手術となります⚡

陰部からの出血、排膿で来院されたPちゃん。
エコー検査では拡張した子宮と血液検査では炎症マーカーの上昇が認められ、子宮蓄膿症と診断しました。
入院し、そのまま手術となりました。



拡張した子宮。子宮内には膿が貯留していました。


子宮頸部には腫瘍(平滑筋腫)が認められました。


その他、Pちゃんは複数の乳腺腫瘍を認めたため、乳腺腫瘍切除も同時に行いました。

無事手術を終え、Pちゃんは術後3日程ですっかり元気を取り戻しました。

しかし、このような事態になる前に避妊手術を行い、予防を徹底することが大切です⚡
避妊手術を行わないと子宮や卵巣の疾患になりやすいばかりではなく、乳腺腫瘍のリスクも大幅に上昇します。
今回Pちゃんの乳腺腫瘍は幸い悪性度の高いものではありませんでしたが、
悪性度が高ければリンパ節や肺への転移も十分に可能性があります。

避妊手術をせず、中高齢の動物での子宮蓄膿症、子宮の腫瘍、乳腺腫瘍・・・
いずれかは大体の子がなっているというくらいかなり多いです!💦

乳腺腫瘍の発生率は初回発情前の避妊手術を行うことで0.05%、2回目の発情前の避妊手術では8%と報告されています。
初回発情前の生後6か月前後で手術を行えば乳腺腫瘍のリスクをぐっと減らせます!!

避妊手術を検討されている方、是非前向きに考えあげてください✨
手術が怖いという方も気軽にご相談ください🌱

 

 

それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね!」をお願いします♪ 
futamata@U-KYO-Animal Hospital


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