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右京動物病院ブログ

1月2日(火) 新たな気持ちで

カテゴリー: 診察 

1月2日(火)

*******年末年始の診療について*********
12月31日~1月3日も診療しておりますが、
救急・予約対応の午前診察のみとなります。
来院される場合は事前にお電話ください。
(フード・お薬飲みの受け渡しも上記期間はご遠慮ください。)

31日(日) 1日(月) 2日(火) 3日(水)
院長・廣畑 院長・國廣 三浦 百石

 

こんばんは。獣医師の三浦です。

皆さま、年末年始はいかがお過ごしでしょうか?
私は久しぶりに連休をいただき、地元でゆっくり過ごすことができました😊

ごまも廉も気の抜けきった顔で眠り呆けておりました。笑

昨年は京都に移り住み、大きな転機の年となりました。
まさか京都に住むことになるとは思ってもみなかったのですが
とても住みやすく、ふらっとお寺巡りができる楽しみもあり
病院でもたくさんの御縁に恵まれ、快く迎えて下さった皆様に感謝しています🙂
本日も病院にたくさんの年賀状が届き、皆で楽しく拝読いたしました。
中には残念ながらお別れしてしまった方からのメッセージもあり、涙が出そうになりました。
優しいお心遣いを、ありがとうございます。
この地に根を生やせるよう、今年はさらに努力を続けてまいります!
何卒、よろしくお願いいたします🍀

本日は仕事始め!
病気にお正月休みなんてありませんよね👾
本日も継続治療が必要な方々がたくさん通院されました。

その中で、年末に生死をさまよい、一命を取り留めたTちゃんを紹介します🐾

ヨークシャテリアのTちゃんは、病気知らずの12歳でした🐕
食欲旺盛だったのが、急にご飯を食べなくなり、夜間救急病院を受診されました。

診断は、尿路結石による尿道閉塞と重度膀胱炎。
尿閉解除と膀胱洗浄、点滴を受け、朝方に夜間病院を退院されました。
当院に来られたのはその日の午後。
その時のTちゃんは、排尿はできていましたが血尿がポタポタと常に垂れており、
支えをやめるとすぐに横になってしまうほどフラフラな状態でした。
血液検査の結果は、予想以上に悪いものでした💦

診断は、急性腎不全。
腎機能を示す尿素窒素、クレアチニン、カリウムの値が
正常値より大幅に上昇していました。
また、尿中には多量の赤血球と細菌が認められました。


膀胱のエコー像です。
通常は滑らかな膀胱粘膜が、ぼこぼこと腫れていました。

腎不全には、大きく3種類あります。
・重度脱水などによる循環不全が原因の腎前性腎不全
・中毒物質や感染により腎臓そのものが障害を受ける腎性腎不全
・尿路閉塞などが原因となる腎後性腎不全

Tちゃんの場合は、感染と、結石による尿路閉塞がみられたので
2番目と3番目両方にあたります。

腎臓は体にとって不要なものを尿中に排泄するための臓器です。
それが障害を受けることは体中に毒素が回っていることになり、
Tちゃんの障害の大きさは、命を落としてもおかしくない程でした💥
すぐさま入院による集中治療を開始しました!

治療は主に、点滴により腎臓への血流量を維持すること
尿カテーテルを入れて確実な排尿を確保すること
抗生物質により感染をコントロールすることです。

治療の効果は少しずつ表れ、数日間は目を離せない状態でしたが
1週間の入院を経て、ようやく退院することができました👏
腎障害も膀胱炎もまだ残っていますので、
これからも継続治療が必要ですが、無事にお家に帰れて安心しました☺

今回は急なことで、遠方から来られていたTちゃん。
それでも毎日面会にいらして頂いて、Tちゃんはとても嬉しそうでした。
今後は無理なく通えるよう、お近くの病院に引き継ぎをいたします。
まだまだ元気でいてくれることを、心よりお祈りしております😊

 

それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、拍手をお願いします♪
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R. MIURA@U-KYO-Animal Hospital


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