右京動物病院

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9月8日(日) ゾッとする血尿(>_<)

カテゴリー: 診察 

9月8日(日)

*******獣医師臨時休診のお知らせ*********
平野:9月8日(日)、16日(月)
三浦:9月18日(水)、22日(日)

*******臨時休診のお知らせ*******
9月20日(金)午後は獣医師セミナー参加のため、休診となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

*******セミナーのお知らせ*********
パピー教室 :9月7日(土)、13日(金)、21日(土)、27日(金)


気づけば今年もあっという間に夏が終わってました💦
これといった思い出もなく、、、😅
これからはどんどん寒くなって私の嫌いな冬がやってくるんですねぇ😩
と、愚痴をこぼしながら今夜も更けていきます🌙
毎日毎日がほんとにあっという間で、やらないといけないことがなかなかはかどりません💦
秋の夜長になんとか頑張らないとと思う今日この頃です。

さて、今回はちょっとぞっとするお話です。
尿に血が混じる、つまり血尿という症状を示す病気はたくさんあります。
比較的多いのが膀胱炎です。
細菌感染や結石が原因で引き起こされることがあります。
抗生剤の投与や食事療法で基本的には治療可能です。
その他には女の子であれば卵巣子宮の病気、男の子であれば前立腺の病気でも血尿がみられたりします。
こういった場合は避妊手術あるいは去勢手術をすることで治療できますし、前もって手術をすることで予防することもできます。

ある日、14歳のトイプードルの男の子が血尿を主訴で来院されました。
2ヶ月ほど前から血尿が認められ、他院で治療はされていたようですが、なかなか治らないということで当院に来られました。
ここ数日はさらにひどくて真っ赤な尿をするということでした。
尿検査の結果、特に細菌感染が起こっていることもなく、結石があるわけでもありませんでした。
そこでエコー検査を実施したところ、前立腺の肥大は軽度に認められました。
ただ、それだけではありませんでした。
なんと、片側の腎臓が巨大な腫瘍になっていました。
おそらく腎臓からの出血で血尿が認められたのでしょう。
さっそくCT検査を行いました。
右腎が腫瘍化し、近くにある大きな血管にも浸潤していました。

その他にも周囲の肝臓や脾臓、リンパ節、肺にも転移像がみられ、腎臓悪性腫瘍の全身播種という診断でした。
オーナーさんも愕然とされていました。
高齢の子で長い間血尿が治らないとなると、このような恐ろしい病態が潜んでいることがあるんです。
発見した時点ではかなり巨大な腫瘍になっていたので、おそらくだいぶ前から少しずつ大きくなっていたのでしょう。
手術は不適応ということで、対症療法で経過をみることになりました。

お腹の中のことは実際検査をしないとわかりません。
ちょっとしたことでも、それがなかなかいつも通りに戻らないとか、いつもと違うな思われるようなことがあれば、すぐにご相談ください。
高齢の子であればどんな病気が潜んでいてもおかしくありません。
健康診断、大事ですね(>_<)

それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪
A.Hyakkoku@U-KYO-Animal Hospital

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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
 ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定 

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