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右京動物病院ブログ

4月4日(日) ウサギの避妊手術

カテゴリー: 予防について 

4月4日(日)

*******臨時休診のお知らせ*********

院長(平野)は完全予約制となりますので、ご注意ください。

こんばんは。獣医師の小澤です。

最近、ウサギの患者さんも増えてきて
避妊手術を月に一件程度実施しております。

ウサギは子宮関連の病気が多く、
特に子宮腺癌と呼ばれる病気が多く見られます。
種によってですが、
4歳以上の雌の50〜80%が子宮腺癌になるという報告もなされています。

子宮腺癌は悪性の腫瘍で転移することも多い病気ですが
肺への転移が見られないうちに腫瘍を全て取り切れると状態維持をしやすいです。
しかし、残念なことにウサギは体調不良を表に見せない傾向が強いので、
大抵の場合はすでに転移して手遅れなことが多いです😭

そのため、基本的にウサギの雌は麻酔に耐えられる6ヶ月から
脂肪がまだ少なめの12ヶ月までに手術を行う事が勧められています。

ただ、、、
ウサギの麻酔といえば危険なもので命と隣り合わせといったイメージが強いですよね💦

さて、実際どのくらいリスクが高いのでしょうか🧐??
犬猫とは違い、データの数は少ないですが

元気で問題がない、または、
軽度の病気がある程度の個体では死亡率は0%となっており、
麻酔をかけたら死ぬと言われていたウサギにしては
思ったより低い印象ではないでしょうか😀?

しかしながら、
脱水や貧血など状態が悪くなってくると死亡率は約3%に増加してきます💦

さらに、心臓病や腎臓病など重度の全身性疾患を持っている個体で言えば
死亡率は50%に増加してくるという報告があります😭💦

このデータを見ると
「麻酔をかけると死んでしまう」
というイメージは少し払拭されたのではないでしょうか✨?
もちろん必ずデータ通りになるという訳ではないので、
犬猫よりもリスクの高い手術には違いありません💦

避妊手術を行わない場合の悪性腫瘍のできるリスク
若いうちに避妊手術をして麻酔で亡くなってしまうリスク
簡単に比べられるものではありませんが、
より長く一緒に居られる確率を上げるには若いうちでの避妊手術が一番ではないかと思います!

当院での避妊手術は日帰り手術となります。
また、皮内縫合という特殊な縫い方をしていくので基本的に
カラーや抜糸も必要ない事が多いです。

上の写真が実際の手術後の写真ですが、
遠目で見るとどこを手術したのかわからないぐらいの小さな傷になります。
近くで見てみると

こんな感じで2cm程の傷ですみます!

更には、積極的に鎮痛薬を使用していくので
手術から2時間程で野菜を食べ始める個体も多いです。

この写真は手術後1〜2時間後のものですが、
この時点で元気に食べ始めてくれています✨

術後すぐにここまで元気になってくれると
手術を実施してる側も安心できます😌

それでは今日はこの辺で・・・ 出来ましたら、「いいね」をお願いします♪

OZAWA@U-KYO-Animal Hospital

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京都市内初の腹腔鏡システム、CT検査装置導入 [腹腔鏡下避妊手術、遠隔診断]
動物の総合健康管理施設右京動物病院 HEALTH CARE CENTER・SAGANO
JAHA認定 総合臨床医・外科医/ 国際中獣医学院認定 中獣医鍼灸師
 ISFMキャットフレンドリークリニック ゴールド認定

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