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6月19日(火) おばあちゃんは強し!

カテゴリー: 診察 

6月19日(火)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。 
平野:6月24日(日)、30日(土)午後
百石:6月23日(土)午後

こんばんは。獣医師の三浦です。
昨日の地震、当院の周りでは大きな被害なくホッとしております💦
ただ、動物たちが震えてしまって…という声をたくさん聞きます。
しばらく余震が続くかもしれないので、どうか安心できるように側にいてあげてください。
入院中の動物たちは、吠えることも震えることもなく
皆、何事もなかったようにしていましたのでご安心ください☺
私一人パニックになりかけて、動物たちを見て心が落ち着いたぐらいです。
彼らはたまに、びっくりするぐらい肝が座っていますね。

さて、今回は、そんな肝っ玉わんちゃんの一頭、Aちゃんを紹介します。
先週から入院していましたが、本日無事に退院できました🤗

Aちゃんは月1回、トリミングに通っている16歳のおばあちゃんです🐕
私が初めて会ったのは昨年の4月で、
トリミング中に痙攣発作を起こし、慌てて診察室に運び込まれました。
その日は血液検査、フィラリアの予防注射を行っていて、さらに嫌いなお顔周りのお手入れと、
たくさんの苦手なことに無理がたたったのかもしれません。
発作はしばらくして治まり、再発はありませんが
その後の来院では極力無理がないようにしようねと、一層注意させていただいています。

ここ数か月は持病だった心臓病が悪化し、入退院を繰り返しています。
最初は左心不全から、肺に水が溜まり入院しました。
すぐに退院できたのですが、飲み薬だけでは心臓の悪化を抑えることができず、
今度は心臓の周りに水が溜まり入院。
左心不全の次は、右心不全が進み、今回はお腹の方にも水が溜まってしまいました。

入院時のレントゲン写真です。
心臓と肝臓がパンパンに膨れ上がっています。
全身的な循環不全で、胸にも腹にも水が溜まり、臓器が溺れた状態です。
きっと相当に苦しいはず…。
この日は朝から調子が悪く、少し動いては立ち止まり、を繰り返していたそうです。

それでもAちゃんの凄いところは、少しの間集中治療を行うと、元気に戻れることです。
今回も、酸素室に入るとすぐに熟睡し、たっぷり寝た翌日にはウロウロ動き回り、
数日後には酸素室から出てご飯も食べれるようになりました。

そしてお顔周りを触ると、しっかり「嫌だ!」と自己主張してくれます☺

いつも悩むのは、治療をすることによって、逆に辛い思いをしないかな?ということです。
いくら正しい治療でも、検査や投薬は動物にとって全く理解できない行為であり、一時的にストレスを与えることになります。内容によってはリスクを伴うこともあります。
高齢になれば尚更、辛いだけの闘病生活は悲しいですから。
それでもAちゃんは全身で「まだまだ頑張れますよ!」と言ってくれているようで、
いつも私の方が勇気づけられています😊

お迎え前に、スピード仕上げでお顔を綺麗にしてもらいました✨

嫌がりながらも最後まで頑張ってくれるAちゃん、とってもかわいいです😚
元気を維持できるように、お薬頑張ろうね!

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R. MIURA@U-KYO-Animal Hospital


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