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右京動物病院ブログ

3月30日(金) キャバリアといえば・・・?

カテゴリー: 診察 

3月30日(金)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。

院長:3月31日(土)午後
國廣:3月31日(土)

こんばんは、獣医師の國廣です。3月も残すところあと1日となりました。
気候もだいぶ春らしくなってきましたね。関西では今週が桜の見頃みたいでしたが、みなさんお花見はされたでしょうか?
お花見をしながら、昼からお酒を飲む・・・。最高ですね!!
去年は京都でお花見できていないので、今年こそは行きたいと思います。

ではでは、今日のテーマは12歳キャバリアのRちゃんのお話です。
キャバリアと言えばみなさんどんな病気が多いかご存知でしょうか?
実はキャバリアは「心臓」の病気が圧倒的に多い犬種なんです。
中でも心臓の左側の病気が多くなっています。
犬の心臓は人間と同じ4つの部屋でできています。

それぞれの部屋は”弁”という血液が逆流しないための構造で区切られています。右側は”三尖弁”、左側は”僧帽弁”と言います。
この弁が開閉することによって、心臓から全身に血液を送り出すことができます。
キャバリアで多い病気の1つに「僧帽弁閉鎖不全症」という病気があります。名前のとおり僧帽弁が閉鎖できず、血液が逆流してしまうものです。
本来肺から肺静脈を通ってきた血液は左心房→左心室→大動脈を通って全身に流れていきますが、僧帽弁が閉鎖できずに逆流が起こってしまうと左心房の圧が高まってしまいます。
病態が進行すると、それに伴って肺高血圧症を起こし「肺水腫」になってしまうことがあります。
このように「僧帽弁閉鎖不全症」は心臓の循環機能が衰えるだけでなく、呼吸にも障害が出てくる恐ろしい病気で、もちろん命に関わる病気です。
この病気を早期発見する方法は病院で常日ごろ”聴診”を受けることです。一般的な獣医さんなら来院されたら必ずと言っていいほど”聴診”を行います。もし心臓の中で逆流が起きていた場合、”聴診”時に心雑音を聴取できます。この心雑音は6段階で評価されており、数字が大きくなればなるほど雑音が大きい=逆流が強く起こっている=病態が進行していることを表します。
今回のRちゃんは久しく病院で検診を受けていませんでした。実際に”聴診”を行うと心雑音のレベルは4/6で極めて重度な病態でした。
そこから詳しく病態を確認するために、レントゲン検査と心臓のエコー検査を行いました。
レントゲン検査では主に心臓の大きさの評価と肺野の確認を行います。
こちらはレントゲン所見ですが、心臓が拡張しているのが分かります。


続いてエコー検査では、心臓の動きをリアルタイムで評価することができます。
拡張能や収縮能、左心房の拡張度合い、逆流の速度など病態を詳しく理解することができます。
また血流を色で表示する機能もあります。正常なわんちゃんなら、赤と青の血流がしっかりと区別することができますが、Rちゃんのように逆流が存在すると写真のように緑がかったモザイク様に表示されます。

幸いRちゃんには大きな症状はなく、激しい運動時に咳き込む程度でした。
これ以上心臓の病態が悪化しないように、心臓の負荷を軽減し血圧を抑える治療になります。今後も注意深く観察していきたいと思います。

皆さんも自分のわんちゃんは大丈夫だろうと思わずに、定期的な検診を行っていただきたいと思います。病気に関して聞きたいことがあれば、いつでも相談なさってください。


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