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5月15日(火) 戻らない時は

カテゴリー: 診察 

5月15日(火)

゜゚・*:.。..。.:*・゜獣医師の臨時休診のお知らせ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
それぞれの通常の休みに加え、下記日程が休みとなりますのでご注意下さい。
詳しくはホームページの獣医師出勤表をご確認下さい。

平野:5月24日(木)、26日(土)午後
百石:5月19日(土)午後
三浦:5月20日(日)
廣畑:5月31日(土)

こんにちは、獣医師の廣畑です。
今回は犬の嵌頓包茎についてお話ししたいと思います。

嵌頓包茎とは包皮腔から突出した陰茎が包皮腔内へ戻れなくなってしまった
状態のことを言います。
嵌頓包茎が起こる原因としては包皮口に生えている毛が陰茎に
絡まることによるものが多いとされています。
この状態が長時間続くと陰茎の血行障害が起きてきます。
血行障害により陰茎は浮腫を起こし、余計に包皮腔内に戻り難くなります。

先日、陰茎が6時間以上戻らないワンちゃんが来院されました。

陰茎は浮腫を起こしていました。
また、亀頭部の表皮は乾燥しひび割れが生じてきていました。
このひび割れは露出してからある程度時間が経過してしまうと見られる現象です。

今回のワンちゃんは陰茎が浮腫を起こしていましたが、簡単に戻すことができました。
包皮口に生えている毛が長かったので短くカットして再発防止に努めました。

今回はすぐに戻ってくれて良かったですが、あまりにも戻らない時間が続くと
露出部に壊死が起こってきてしまいます。

なので、なかなか陰茎が戻らない場合は放置は良くありません。
いち早く病院へ連れて行き包皮腔内へ戻してあげる処置をしてあげましょう。

浮腫が軽度の場合は処置はそんなに難しくありません。すぐに戻せることが多いです。
しかし、浮腫が重度の場合はなかなか戻らないこともあります。

その時は高濃度の砂糖水を患部に漬けて浸透圧差により陰茎の浮腫を軽減して戻す方法や
冷湿布を患部に当てて浮腫を軽減する方法などがあります。

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K.Hirohata@U-KYO-Animal Hospital

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